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記事全文を読む→開始当初から激変した「ダウンタウンDX」最後はあまりに「浜田の愛なし」だった
「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)が32年の歴史に幕を下ろした。若い視聴者は「MCのダウンタウン(浜田雅功、松本人志)の進行で、ひな壇に座る有名人がトークを繰り広げる」というスタイルで認識しているだろう。
しかし番組開始当初は、大御所の芸能人をメインゲストとして招き、3人でトークする形式(個人的にはこの頃がいちばん面白かった)。まだまだ若手のダウンタウンが(特に浜田)、臆すことなく大御所に向かってツッコむ(言葉だけでなく手も出す)姿に、時にヒヤヒヤしながらも「次は誰に、どんな失礼な言動をしてくれるか」と楽しみに見ていたものだ。
その後はタイトルはそのままに、「クイズ番組」「ゲーム番組」と姿を変え、1998年10月に現在のよく知られたスタイルに落ち着いたが、正直、昔のようにワクワクして見ることはなくなった。
昨年1月に松本が芸能活動を休止し、MCが浜田だけになってからは、陣内智則や品川祐(品川庄司)といった「裏回しのできる芸人」がひな壇に1人いることで、なんとなく番組の体裁は保っていた。こちらとしても「浜ちゃん頑張れ」と応援していたのだが、その浜田も今年3月に体調不良で活動を休止。
「長年続いたDXもいよいよ終了かな」という空気が漂う中、かまいたち、千鳥、田村淳などなどを週替わりの代打MCに立てて存続。このまま浜田の復帰を待つのだろうと高を括っていたら、4月21日、本当に「終了する」というニュースが報じられたのだった。
そして迎えた6月27日の最終回。オープニングは見慣れた「ダウンタウンDX」のセットに「今夜最終回」の大きな文字が躍り、MC用のスタンドにダウンタウンの2人が立つシルエットが映し出された。
まぁ松本のピンポイント的復帰はないにしても、浜田はすでに5月から活動を再開しているのだから、出演回数が多かったり、印象深いゲストを複数人呼ん浜田を囲み、過去の名場面を見つつ、当時のこぼれ話なんかをちょこちょこ挟むんだろうと思った。
ところが、CMを挟んでびっくり。「最終収録を終えて」のテロップとともにスタジオセットが撤収される映像が流れると、次に映ったのは「DX最終回 車ロケ」の文字と、首都高を走る4台の車だった。
「イケメン号」増田貴久(NEWS)×陣(THE RAMPAGE)×河合郁人、「おしゃべり号」ベッキー×くわばたりえ(クワバタオハラ)×森田哲矢(さらば青春の光)、「常連号」河井ゆずる(アインシュタイン)×勝俣州和×山之内すず、そして「オジサン号」品川祐(品川庄司)×木村祐一×石原良純と分けられた車中。「FINAL EPISODE 僕らのダウンタウンDX」をテーマに、各々が「DX」に対する思いや、素人の頃に見ていた時の記憶、番組収録時のエピソードを語るのだが、いつまで待っても、懐かしの秘蔵映像の類はなし。かろうじて名物コーナーだった「スターの私服」での、叶姉妹の映像が使われた程度だった。
結局、ダウンタウンの姿はイラストだけで、映像はいっさいなし。松本はともかく、浜田すらないとは…。
「俺が戻る前に勝手に番組終了を決めやがって。最終回だろうと、出たれへんからな!」と浜田が腹を立てたのかどうかは知らないが、32年も続いた番組のMCにしては、あまりに愛を感じない。それとも「それもこれも見られるのは『ダウンタウンチャンネル』だけ」という布石なのだろうか。
あまりに呆気ない幕切れ。最終回にして、デラックス感は皆無であった。
(堀江南/テレビソムリエ)
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