社会

「世界で最も呪われた遊園地」敷地内に埋められたのは「先住民13人の遺体」だった

 米ウェストバージニア州のプリンストン市から北へ8キロほど行くと、見えてくるのがショーニー湖だ。そのほとりに、観覧車などが朽ち果てたままの状態で残る遊園地「レイク・ショーニー・アミューズメント・パーク」がある。1966年の閉鎖から約60年。実はこの廃墟と化した遊園地こそが、現在もなお「霊が出る」「幽霊を見た」との証言が多発する「世界で最も呪われたテーマパーク」なのだ。

 開園は1926年。オーナーは鉱業ブームに乗じてこの土地を投資対象として買い取り、営業をスタートさせたのだが、当時は観覧車のほかにプールや競馬場、ダンスホールなどの遊興施設が充実。地元の炭鉱労働者の家族らには、大変な人気だったという。

 ところが1934年、遊園地に遊びに来ていた女性が恋人に拳銃で撃たれて死亡するという、痛ましい事件が発生。するとこの事件が引き金になったかのように、不思議な死亡事故が続出する。

 6歳の少女がリフトに押し潰されたり、11歳の少年が水場で溺死したり…。なんと6人が園内で立て続けに命を落とすことになったのである。

 相次ぐ事故によるイメージ悪化を嫌い、オーナーは1966年にあっさり閉園させた。1985年には、元従業員だった男性が同園を購入し、再び遊園地として整備したものの、1988年に再び閉鎖されることに。

 ところが閉鎖後も、周辺では不吉な出来事や幽霊の目撃談があとを絶たなかった。そこで、敷地内の一部を掘り起こしてみたところ、なんと先住民ネイティブアメリカンの遺体が13体も発見されたというのだ。

 その後の調査で、実はこの場所が先住民の埋葬地として使用されていたことが判明。テレビのドキュメンタリー番組では「地球上で最も恐ろしい場所」としてたびたび取り上げられた。

 現在、この廃墟遊園地ではガイド付き超常現象ツアーが開催され、人気を博しているという。なんのことはない、幽霊より恐ろしいのは、人間のカネへの執念なのかもしれない。

(ジョン・ドゥ)

カテゴリー: 社会   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
大谷翔平を襲う「LA鉛中毒」アウトブレイク(3)重篤化すると手足が痙攣し
2
日本産ホタテ輸出「脱中国シフト」で習近平に完全勝利「今さら欲しがっても誰が売るか!」
3
紹介状ナシで大病院に行くと「特別料金」が発生/医者が教えたがらない簡単に「医療費が節約できる」裏ワザ10選〈病院編〉
4
ロッテ新球場「なぜ屋根をつけない?」の答えは「650億円の壁」と「ハーフカバー」
5
【サッカー名選手秘話】中田英寿は「高校で別人になった」かつての仲間が明かした「激変」