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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「秋元才加」(3)2~5番手の位置で演じ続けたい!
テリー アイドルをやめることに不安はなかったの。
秋元 なかったですね。その頃はもう全然選抜でもなかったし、むしろ早めに卒業して、秋元才加個人としての活動の種まきをしていかなきゃいけない、と。
テリー でも、AKB48の頃から個人の仕事もあったんでしょう。
秋元 はい、舞台のヒロインやドラマの主役とか、メインでやらせていただいていました。なのにAKB48に戻ると、ちょっと旬が過ぎたみたいな感じの扱いだったりして‥‥自分がどういうポジションの人間であるのか、わからなくなってしまったんですね。
テリー わかる、わかる。
秋元 その時、三谷幸喜さんの舞台のお仕事(「国民の映画」)のお話が来たので、「もうこのタイミングで卒業しよう」って思いました。
テリー 今は女優をメインに活動しているよね。秋元さんは時代劇とか似合いそうだけど。
秋元 あ、時代劇はちょうど「雲霧仁左衛門」っていう、中井貴一さん主演のドラマの撮影をしていました。今は撮影が中断しているんですが。
テリー あ、そうなんだ。
秋元 時代劇はやっていておもしろいです。フィジカル的な部分と感情的な部分のバランスを取りながらお芝居している感覚が楽しめるので。
テリー 例えば、目標にしている女優さんとか、いたりするの。
秋元 余貴美子さん、キムラ緑子さん。あと、亡くなられましたけど、樹木希林さん。樹木さんはもう特別というか、カメラとかまったく気にせずにお芝居できているのがすごいですよね。あの域にいけたらすごくすばらしいなと思いますけれど。
テリー へえ、若いのにずいぶんと渋いセレクトだ。
秋元 もちろん主役をやらせていただける機会があればありがたいですけど、どちらかというと私は、2~5番手ぐらいの位置でずーっと息長く、演じ続けていきたいんです。でも、本当の実力がないと、そこのポジションにいられないんですよね。
テリー よくわからないんですけど、役者さんの「実力」ってどうやって見分けるものなの。だって、スポーツみたいに数値や記録で分けられないじゃないですか。
秋元 ああ、それは‥‥人によって違うと思うんですけど、私が考えるそれは、どんな役でも自分を損させずに、与えられた役割を理解して、それを具現化するお芝居ができることでしょうか。常に調和を考えてお芝居できているのかな、と毎回反省したりしています。
テリー 韓国ドラマの役者さん、うまいと思わない?
秋元 はい。ポン・ジュノ監督の「パラサイト半地下の家族」を見て、ソン・ガンホさんがすごいと思って。彼の出ている作品を遡って見ていったら、自分を抑える感じの、すごく好きなタイプのお芝居をされるんですよ。
テリー わかる、わかる。役者の仕事は年を取れば取るほど味が出て奥深いものだから、これから楽しみだよね。
秋元 そうですね。そのためにも、ふだんからちゃんと人を見て生活しなきゃダメだな、と思っています。
テリー そのためにも、これからもいい恋愛をしていかなくちゃな。
秋元 そうですね。
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