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記事全文を読む→藤圭子「恩師も呆れた晩年」
「あいつは才能に溺れて、他人への恩義など忘れてしまったんじゃないのか!」
これは、あるベテラン芸能ジャーナリストが聞いた作詞家の故・石坂まさを氏の晩年の言葉だ。そして、「あいつ」呼ばわりされているのは、飛び降り自殺というショッキングな最期を遂げた藤圭子である。
石坂氏は藤の歌手としての恩師でもある。デビュー曲「新宿の女」をはじめ、代表曲である「圭子の夢は夜ひらく」の作詞を務めるかたわら、石坂氏はプロデューサーとして藤を世に売り込んだ中心人物だ。
いったい何があったのか。ベテラン芸能ジャーナリストは話す。
「結局、石坂氏は寂しかったんだと思います。もとより病弱で、糖尿病で左目を失明し、最後はガンを患っていた。なのに、藤は見舞いに訪れないだけでなく、音信不通になっていた。長い闘病の末、今年3月に亡くなったのですが、晩年の石坂氏は恨み言とはいえ藤のことばかり話していた。これも愛情の裏返しでしょうね」
結果、藤は石坂氏の葬儀にも現れず、偲ぶ会の前日にみずから命を絶った。藤も「誰も信用できない」と周囲への恨み言が多くなっていたというが、あの世で愛憎を乗り越えて恩師と再び邂逅しているのではないだろうか。
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