芸能

救いは武田真治?「美食探偵」最終回の“消化不良”なポイントとは?

 6月28日に最終回を迎えたドラマ「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)。新型コロナウイルスの影響により一時は撮影が中断されるも、今クールの地上波ドラマの中で初めての完走となった。

 5月17日放送の第6話では、コロナウイルス感染対策として黒1色の背景に、ピンスポットの当たった中村倫也演じる明智五郎と小芝風花演じる小林苺が数メートル離れて椅子に座り、苺は明智に対する自身の恋心と戸惑いをその場でぶつけ、それを見ていた明智は組んでいた脚を下ろすも歩み寄ることはせず、苺の訴えに耳を傾けるという、まるで小劇場の舞台のような緊迫感のある演出に称賛の声が相次いだ。

 ところが、最終回を見た視聴者からは「最終回があまりにもひどい」「大風呂敷を広げすぎて回収できずに終わる消化不良探偵」「第6話で終わりにしていればよかった」「黒バックの回がこのドラマの最高潮」など、不満の声が続出しているというのだ。芸能ライターが言う。

「6月21日放送の第8話では奈落の底に落ちた小池栄子演じるマリアと明智が、最終回ではしれっと元の生活拠点に戻っていて、どうやら伊藤シェフ(武田真治)が操るワイヤーに助けられたような説明はサラッとありましたが、きちんとは明かされず、視聴者は最終回が始まった時点から消化不良を起こしていました。さらに警察が大勢いる中でマリアが車で逃走できたり、大量出血している伊藤シェフを助けようともせずに明智がガンガン話しかけたりなど、登場人物たちのまったくリアリティのないとんちんかんな行動のオンパレードに、視聴者はポカンと口を開けるしかなかったといった感じでしょう。なんとか最終回としてサマになったのは、伊藤シェフが自分の身体を張って、愛するマリアを銃撃から守る姿にだけリアリティがあったからではないですか」

 ネット上でも「武田真治、演技うまい」「シェフの命懸けの愛情表現だけ理解できる」「死にそうなシェフに話しかける明智が無能にしか見えない」といった声があがっていました。

 続編が作れそうな終わり方だった最終回だが、きちんと幕を閉じなければ、続編も始められないのではないか。

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