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「平成唯一の三冠王」松中信彦が片岡篤史に明かした「三冠王達成の条件」とは?

 日本プロ野球界において、野村克也氏、王貞治氏、落合博満氏など、偉大な名スラッガーが名前を連ねる三冠王。歴代達成者は7人いるが、王氏は2回、落合氏は3回という偉業を達成する中、2004年に当時、福岡ダイエーホークスで活躍した松中信彦氏以来、三冠王は現れていない。

 そんな「平成唯一の三冠王」、松中氏が、元プロ野球選手の片岡篤史氏のYouTubeチャンネル〈片岡篤史チャンネル〉、7月9日に投稿された〈現役選手で三冠王獲るのはこの選手だ!!!歴代最強ベストナインを組んでもらったよ~♪〉に出演。今後、三冠王を期待できるバッターについて語っていた。

 この回は、松中氏が現役時代に感じたベストナインを発表するところから始まった。投手はダルビッシュ有、捕手は城島健司、ファーストは照れ臭そうに自身を挙げながら、セカンドは井口資仁、サード中村紀洋、ショート宮本慎也…と話は進み、「今のプロ野球界に三冠王が取れそうな選手はいますか?」との片岡氏の質問に松中氏は、「チャンスが大いにあるのはいますね。去年までは筒香君はチャンスはあったと思うんですよ。やっぱ球場も狭いし」と、去年限りで横浜DeNAベイスターズからメジャーに移籍した筒香嘉智選手の名前を口にした。

 筒香は2016年に本塁打王、打点王の二冠に輝いていたのだが、では、今後もう望みがないのかと言えば、「後ろのバッターがしっかりしていて勝負してもらえる環境であれば」との条件付きで、柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)、鈴木誠也選手(広島東洋カープ)にも可能性ありと松中氏は語った。柳田選手は首位打者2回、鈴木選手も首位打者を1回獲得している。

 思えば、ランディ・バース氏が三冠王を獲った1985年、86年の阪神タイガースには掛布雅之氏、岡田彰布氏がいて、松中氏が三冠を獲った2004年の福岡ソフトバンクホークスには城島健司氏、パナマ出身のフリオ・ズレータ氏がいた。

 今回、三冠王には仲間の後押しも必要だと強調した松中氏。野球はチームプレーなのだということをあらためて認識させられた。やはり圧倒的なチームの打線力なくして「三冠王」は誕生しにくいのかもしれない…。

(ユーチューブライター・所ひで)

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