芸能
Posted on 2013年10月11日 10:00

半沢直樹「根室差別で市民から怒りの声」(2)実際は仕事をするには好都合な街

2013年10月11日 10:00

20131010v

 県民性研究家である「ナンバーワン戦略研究所」所長の矢野新一氏はこう話すのだ。

「実際には、道東地方は、北海道の最大都市である札幌に頼らない土地柄でして、それだけ独自性を重んじているとも言えます。かつては、道内で最も読まれている『北海道新聞』が、道東地方では地元紙『十勝毎日新聞』の前に購読率で苦戦を強いられたことからもわかります。根室市は港町ですから閉鎖性もなく、ヨソ者に対してもおおらかです。伸び伸びと暮らせますし、ビジネスマンが赴任して、仕事をするには好都合な街だと思われます」

 過去に、上司のイビリにあって、精神のバランスを崩したこともある近藤にとっては、実は最適な左遷先だったかもしれないのだ。

 いや、大和田がとりわけ罪作りなのは、国民に根室が悪い街だというイメージを抱かせたことではないだろうか。もし、観光客が減ったなんてことになっていたら、高視聴率に沸くTBSもさぞや寝覚めが悪いことだろう。

 根室市観光協会に聞いてみた。

「半沢直樹? すいません。個人的には観ていなかったので、何とも言えないのですが、私たちの周りに悪影響はないですね。9月に行われた『根室かに祭り』には1万5000人の観光客に来ていただけましたし、『花咲がに』はこの辺りでしか食せないものですから、ぜひとも足を運んでいただければうれしいです」

 他にも根室には名物がたくさんある。本州では見ることができない植物、さらに野鳥観察には絶好の場所で、6月には野生のエトピリカ(海鳥の一種)の愛くるしい姿も観察できるそうだ。

 大和田の寝首をかいてでも、根室に行ってみたくなるではないか。

 前出・矢野氏が言う。

「あくまで、大和田のセリフは最果ての地というイメージだけで作られたものでしょうね」

 そもそも、大和田は土下座する人間を足蹴にして、人を人とも思わず切り捨てることで出世してきた。銀行以外の職場、中央以外の土地など、どこであっても最低と考えるヤツなのだ。

 確かに最終回でも、頭取から降格人事を言い渡される前に、こう言っていた。

「どこですか? 佐世保のコミヤマ造船あたりですか?」

 佐世保市出身の都内在住男性はうなだれながら、こう話すのだ。

「佐世保の商店街はシャッター通りですし、造船業もすっかり廃れて、米軍がいなけりゃ、仕事もないような街ですよ。ドラマでそんな扱いを受けてもしかたないんですよ。都内でも有名になった名物の佐世保バーガーの某店は、今年8月までにその都内全店舗が閉店してしまいましたし‥‥」

 いっそのこと、大和田を南極にでも出向させてくれれば、視聴者全員が本当にスッキリしたのだが‥‥。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク