スポーツ
Posted on 2020年11月26日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「グローリーヴェイズが主役食い」

2020年11月26日 17:56

 コロナ禍のせいとは言いたくないが、競馬の進みが早い。年だからと言われればうなずくほかないが、秋の東京開催は今週で幕。やはり早い。その掉尾を飾るのはジャパンカップだ。

 天皇賞・秋で史上初の芝GI8勝を達成し、その後が注目されていたアーモンドアイが出走してくる。このレースがラストランとなるが、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみでならない。

 この「女傑」が主役になるが「絶対」でないのは、出走各馬の顔ぶれから明らかだ。無敗のまま「三冠」を達成した3歳牡・牝のコントレイルとデアリングタクトが出走してくる。

 そもそも、アーモンドアイが出走を表明する前は、この両馬が主役とみられていた。無敗馬対決は、どちらに軍配が上がるのか。これがファンにとって最大の関心事だったわけだ。

 さらには、キセキ(菊花賞)、グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ)、サートゥルナーリア(ホープフルS、皐月賞)、マカヒキ(ダービー)、ラヴズオンリーユー(オークス)、ワールドプレミア(菊花賞)といったGI勝ちの面々が満を持しており、いやがうえにも盛り上がるというもの。どんなドラマが待っているのか、まさにファン必見の一戦である。

 それにしても、外国勢がウェイトゥパリス(GIサンクルー大賞)1頭というのは寂しい。招待競走であり、外国馬にとっては、アゴ足つきのおいしいレースでありながらである。日本勢のレベルがひと昔前に比べて格段に上がったとはいえ、施行時期を含め、いろいろ再考すべきであろう。

 さて、馬券検討に入ろう。これだけハイレベルだと、人気どおり簡単な決着にはなりにくい。過去のデータでもそれがわかる。

 02年に馬単が導入されて以降、これまでの18年間、その馬単での万馬券は4回(馬連2回)だが、1番人気馬は6勝(2着3回)、2番人気馬は1勝(2着4回)のみ。1、2番人気馬のワンツー決着は2回しかなく、意外にもつれることが多いのだ。

 近10年で見ると、3歳勢(3勝2着3回)の活躍が目立つようになってきており、充実ぶりが際立つ4歳勢(4勝2着3回)も地力にモノを言わせてよく連対を果たしている。

 あとは、斤量が軽くなることもあり、牝馬(5勝2着3回)がよく頑張っている。2年前の覇者はアーモンドアイ、昨年の2着馬はカレンブーケドール。ともに当時は3歳の牝馬だ。今年は牝馬三冠のデアリングタクトがこの条件に当てはまり、ラヴズオンリーユーを含めた牝馬4頭からは目が離せまい。

 アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの「主役」が人気を分け合うことになるとみられるが、穴党としては、これではおもしろみがない。最も期待を寄せてみたいのは、グローリーヴェイズだ。

 この馬も人気の一角だが、それでも評価は4、5番手といったところ。しかし、目下の充実ぶりは目をみはるものがある。以前はひ弱かっただけに、間を置いて大事に使われてきた。5歳とはいえ、今が「最盛期」と思わせるほど気配のよさが目立つのだ。

 宝塚記念(17着)の大敗明けとあって不安視された前走の京都大賞典は、58キロの斤量を背負いながらの完勝劇。香港ヴァーズを完勝しただけのことはあり、地力が違っていた。

 休み明けを使われたことで、この中間はさらに良化。稽古内容もすばらしく、厩舎関係者は「デビュー以来、最高の状態で臨めそう」と、仕上がりのよさを強調している。

 曾祖母は史上初の牝馬三冠(当時は桜花賞、オークス、エリザベス女王杯)を達成したメジロラモーヌ。東京コースは初めてになるが、息の長い強烈な末脚が武器だけに向かないはずはない。「主役」を食うだけの下地は十分とみた。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク