社会
Posted on 2020年12月07日 05:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<涙液トラブル>「目がショボショボする、光がまぶしいのは…」

2020年12月07日 05:55

 中高年になると目のトラブルを訴える患者が少なくない。そうした中で急増しているのが「涙液トラブル」だ。聞き慣れない人も多いだろうが、これは涙液の不具合が原因で起こる目の不快症状。眼科医が啓発委員会を立ち上げ、アイケアの重要性を訴えているほどなのだ。

 涙には角膜や目の表面の組織を潤し、乾燥から守る役目のほかに、目の表面組織に栄養や酸素の供給、外界からの菌や異物からの保護、角膜の表面の凹凸を滑らかな曲面にしてキレイな画像を脳に送る、などの重要な役割がある。

「涙液トラブル」の原因は、パソコンやスマホの長時間利用やコンタクトレンズの使用、加齢に加えて、空気の乾燥、ストレス、夜更かしなどが挙げられる。

 この病気はセルフチェックでも判断できる。「PCを毎日連続1時間以上見る」「通勤時にスマホをいつも見る」「スマホで動画をよく見る」「平均睡眠時間が5時間以下」「朝から目がかすむ」「光がまぶしい」「目が重たい感じがする」「目が痛いことがある」「目を10秒以上開けていられない」「目がショボショボする」「コンタクトレンズを使用している」「寝ても疲れ目が解消しない」の12項目のうち、5つ以上該当する場合は、「涙液トラブル」の可能性が高い。

 予防法は、意識的にまばたきの回数を増やすことがポイントだ。パソコンを使用する時は、1時間に15分ほどの休憩を心がけてほしい。メガネやコンタクトは度の合ったものを使用し、目薬をさしたりして目の疲れを取るケアも忘れないで。

 疲れ目を解消するためにサプリメントを使用する人もいるが、サプリメントよりも、軽い運動で血行を改善するほうが有効だ、と語る眼科医は少なくない。目の健康のためにも、適度な運動を日常に組み込んでいきたいものだ。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月12日 14:30

    巨人がセ・パ交流戦15試合消化時点で9勝4敗2分と、白星を積み重ねている。パ・リーグ球団がセ・リーグ勢を圧倒する交流戦で、巨人はセで唯一、大きく勝ち越している。阿部慎之助前監督から引き継いだ橋上秀樹監督代行の、調子がいい選手をとにかく使うス...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月16日 11:00

    まさにハチの巣をつついたような騒ぎになっている。昨年までロッテ監督だった吉井理人氏が、楽天の新監督に就任することが決まったからだ。混迷を極める楽天らしい、シーズン途中という異例のタイミングである。そんな中、楽天は6月17日の午前中に仙台市内...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月19日 07:00

    阿部慎之助前監督が去った巨人は、橋上秀樹代行体制で臨んだセ・パ交流戦に、セ・リーグ球団で唯一、勝ち越した。6月19日からはリーグ戦の再開となるが、ここに元巨人1軍打撃チーフコーチが爆弾を投下した。野球解説者・愛甲猛氏のYouTubeチャンネ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク