スポーツ

元中日・山本昌、入団5年目「クビ寸前!?」な苦悩をデーブ大久保に動画吐露

 中日ドラゴンズ一筋の元プロ野球選手・山本昌氏。代名詞ともされるスクリューボールを武器に、最多勝利3度など数多くのタイトルに輝いた。また、2006年にはNPB史上最年長となる41歳でのノーヒットノーランを記録、08年には同じく史上最年長での200勝を達成。15年10月には、これまたNPB史上初となる50代での登板も見せ「中年の星」と崇められたレジェンドである。

 その山本氏が、元プロ野球選手、大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉出演。山本氏の初勝利は意外にも入団5年目の1988年と遅咲きであったことから、給料は、その前年のドラフト会議で中日から1位指名を受けた高卒ルーキーの年俸の半分だった…といった苦悩の過去を明かした。

 4月16日付けの〈第一話 山本昌さん登場「昌さん、200勝できると思ってました?〉と題し公開した投稿回で、山本氏が口にした高卒ルーキーとは、PL学園から入団、通算2480安打で名球会入りを果たした、立浪和義氏だった。立浪氏の1年目の年俸は推定480万円とされている。

「高卒ルーキーの半分なの、5年目の給料が…。クビ寸前でしょ?どう思う?」と大久保氏に訊ねる山本氏。実は中日では、3年目、5年目、7年目といった奇数年は「危ない」…すなわち「クビになる」とされていたそうで、山本氏は5年目の今年は最後だと覚悟を決めてキャンプから気を入れて練習に励んでいたのだそうが、オープン戦は初回7失点KOでノックアウト。その後、当時の故・星野仙一監督に呼び出された山本氏は、MLBのドジャース傘下のマイナーリーグのベロビーチ・ドジャースに交換留学生の立場で所属することを命じられ、事実上の戦力外通告を受けたのだった。

 その後の山本氏の胸のすくような快進撃について、当チャンネルの続く投稿回で語られていくことを思わせ、興味が高まる回であった。

(ユーチューブライター・所ひで)

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