スポーツ
Posted on 2021年07月29日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「シゲルピンクダイヤが本領発揮」

2021年07月29日 17:56

 先週に続き、今週も日曜日に行われる重賞は、函館のクイーンSのみ。本来、札幌で行われる重賞だが、今年はオリンピック開催中とあっての場所替わり。とはいえ、同じ洋芝の1800メートル戦。これまでと条件はほぼ同じとみていい。

 例年同様、頭数はそう多くないが、悪い顔ぶれではない。GI勝ち馬はいないが、そうしたビッグレースで上位争いを演じてきた馬は何頭かいる。

 斤量が軽いこともあり、善戦することが多い3歳馬(ほぼ52キロ)の参戦が、今のところ見られないのは残念だが、脈のある4歳勢が最も多く名を連ねているのはうれしいかぎり。

 まずはデータをひもといてみよう。02年に馬単が導入されて以降、これまでの19年間、その馬単による万馬券は7回(馬連では3回)。この間、1番人気馬は5勝(2着6回)、2番人気馬も5勝(2着1回)。中穴傾向の重賞とみてよさそうだが、1、2番人気馬によるワンツー決着は、わずか1回。決して簡単に収まるレースでないことだけは確かだ。

 年齢的には他の重賞同様、生きのいい4歳馬、充実著しい5歳馬が強く、4歳馬は8勝(2着7回)、5歳馬が3勝(2着10回)。まずはこの両世代を無視しては始まらないのだが、仮に3歳馬が出走してくれば要警戒。出走頭数が少ないわりに5勝(2着2回)と好成績をあげているからだ。

 とはいえ今回は4、5歳馬が大半を占めている。両世代によるガチンコ勝負とみて、差し支えなかろう。

 ただ、有力馬の力量が拮抗しており、どの馬が上位争いを演じるのかをあぶり出すのは、容易ではない。常識的には実績からマジックキャッスル、ドナアトラエンテの国枝厩舎勢に、ルメール騎手とコンビを組むテルツェット、そしてクラヴァシュドールにフェアリーポルカといった馬から入るべきなのだろう。

 しかし穴党として期待を寄せたいのは、5歳馬のシゲルピンクダイヤだ。

 勝ち鞍は未勝利戦の1つのみ。以来、15戦連続で勝ちきれておらず、チューリップ賞2着、桜花賞でも2着した3歳時の勢いは失せた印象だが、そうみられているのなら穴党としては幸いである。徐々にではあるが、間違いなく本来の姿を取り戻しつつあるのだ。

 前走のGIヴィクトリアMは13番人気ながら、見せ場を作っての5着と頑張ってみせた。その後は放牧でリフレッシュ。ここに向けてしっかりと調整、稽古をたっぷりと積んできた。

 栗東トレセンでは坂路を中心に乗り込まれ、1週前の追い切りは、ウッドチップコースで長めからビッシリと追われ、好時計をハジき出している。

 渡辺薫調教師をはじめ、厩舎関係者が「ここを目標に抜かりなく調整ができた。実にいい雰囲気。力を出せる状態にある」と口をそろえるように、最近では最もいい仕上がりにあるのではないか。

 力を要す北海道の洋芝は初めてになるが、力強い走りをする馬で、不向きではないはず。血統的には近親にグレイスワロー(愛ダービー、タタソールズゴールドC)など活躍馬が多くいる血筋。2勝目をあげるとともに、初重賞制覇のチャンスとみた。

 出否は未定ながら、最も魅力的な穴馬がイカットだ。2勝クラス(かもめ島特別)を勝ち上がったばかりだが、ポテンシャルは高く、早くから厩舎では期待されていた素質馬。洋芝は〈3 0 1 1〉と実績十分で、決して軽く見るべきではない。

 兄に北米GI4勝のタービュラントディセント(バレリーナSなど)がいる良血馬。使われつつ地力強化しており、一発があっても不思議はない。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク