政治
Posted on 2022年02月21日 05:55

宮崎謙介<巷の陳情>突撃調査隊「豪雪地帯の雪下ろし問題が深刻です」

2022年02月21日 05:55

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 私は北陸の豪雪地帯出身で、現在は大阪に住んでいます。実家には高齢の両親がいますが「屋根の雪下ろし問題」が超深刻です。たまに屋根に上がってどうにか作業をしているようですが、あと数年でできなくなるでしょう。年寄りばかりの過疎地域で近所に手伝える若者はおらず、みな同じような状況です。行政が協力、代行、援助をしてくれるという話もありません。地域特性だから諦めろ、ということでしょうか。

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 先日、家族旅行で札幌の雪まつり観光を予定していたのですが、雪まつりは中止に。でも、札幌には行ってきました。そこで雪問題が発生。なんと豪雪でJRが全線ストップしたんです。あの北海道で、ですよ。そんな事態になるほど、今年は雪の量がハンパないようです。東京なんて10センチ予想の積雪のニュースで大騒ぎですから、相談者さんからしてみたら、その程度で騒ぐとは何事か、という気持ちでしょう。

 さて、北陸出身の相談者さんということで、雪質にも言及しています。

「北陸の雪質は重いので、屋根に1.5メートルぐらい積もった時点で下ろしておかないと、屋根の耐久性の問題に発展します。年寄りにとっては玄関前や自宅前道路の雪かきをするだけでもシンドイのに、屋根に上るのは相当キツイ。東京ではピンと来ないだろうけど、これはとりわけ高齢化が進む過疎地域では、真冬の大問題の筆頭に挙げられます。昔は家族全員で屋根や車庫の一部ずつを分担して雪下ろしをしていたけど、もうそれもできず。猛烈な積雪の中、車で買い物に行くだけでも大変なのに『もうこんなところには住めない』と嘆く人もいます」

 過疎化の問題は、雪だけが原因というわけではありませんが、一年の3分の1を雪に悩まされる地域にとっては本当に深刻です。

 そこで長野県の行政に携わる知人に聞いたところ、どうやら「雪かきお助けボランティア」というのがあるようです。内容は、雪かきができない高齢者や障害者を対象に、外出に支障となる玄関先から公道に出るまでの通路を除雪するボランティアを福祉協議会が募集。また、会津に住む知人によれば、参加費として料金を支払った上で雪かきをしてもらうボランティアが20年以上も続いているとか。他にも山形県、富山県、福井県、新潟県などの豪雪地帯でも、行政や民間の企業がこういった「雪かきお助け隊」を結成。場合によってはボランティアだけでなく、お手当てを支払って、みんなで協力し合う仕組みができています。

 ただ、屋根の雪下ろしは危険なので、ここは「お助け隊」には求めてはいけないという地域も。中には「雪下ろしツアー」と称して、参加者が旅行会社にツアー代を支払った上で雪かきをする、という観光的なイベントになっているケースもあるとか。これには批判もあるようですが、お金を払ってまで雪かきをやりたい人がいるなら、それはその地域にとっても財源になっていいのでは。

 雪景色は日本の美しい原風景でもあります。それを見たさに白川郷には観光客が集まるわけですので、早く新型コロナが落ち着き、観光地化して、雪かきとセットで観光代金を安くしてあげたらどうでしょう。多くの豪雪地帯を財源として活用できれば理想的です。

宮崎謙介(みやざき・けんすけ)◆1981年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、日本生命などを経て12年に衆院議員に(京都3区)。16年に議員辞職後は、経営コンサルタント、テレビコメンテイターなどで活動。近著に「国会議員を経験して学んだ実生活に即活かせる政治利用の件。」(徳間書店)。

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