政治
Posted on 2022年02月28日 05:55

宮崎謙介<巷の陳情>突撃調査隊「沖縄独立運動は成り立ちますか」

2022年02月28日 05:55

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 先般の沖縄県名護市長選では与党推薦候補が当選。米軍普天間飛行場の辺野古移設を掲げる玉城デニー知事の勢力が敗北しました。誰がどう反対しようと、政府はアメリカのために移設を強行するつもりで、あの手この手を繰り出してきます。こうなればいっそのこと「沖縄独立」もアリでは。海外ではよくありますが、日本で「独立運動」を展開するとどうなりますか。

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「沖縄は日本から独立します!」と誰かが宣言することは可能だと考えます。

 歴史から学ぶとすればまず、レーニンらが暴力革命でソビエト政権を樹立したボリシェヴィキ的なリーダーが出てくること。そしてテロすれすれの逸脱行為で何年もかけて沖縄の人々をたきつけていけば、住民投票くらいまではいくかもしれません。

 でも日本はアメリカのような連邦国家ではないため、そもそも地域独立に関する法的プロセスはありません。アメリカだって一時期、カリフォルニア州が独立するという話題が飛び交いましたが、それもステイしています。

 そもそも国家の要件を調べてみると、

【1】主権、国土、国民が存在する。

【2】他国とは完全独立した政府、独自の経済システム等を保有しているかどうか。

【3】政府が国家として承認しているかどうか。

【4】国連に加盟しているかどうか。

 これら4項目がありました。【1】は絶対条件ですが、【2】に関しては微妙です。【3】と【4】も、必ずしも必要な条件ではない。というのは現在、日本政府が承認している国家は191カ国、国連加盟国も191カ国なのです。

 双方の数は同じながら、その中身は違います。日本政府が承認する国家には朝鮮民主主義人民共和国は含まれておらず、中華民国、いわゆる台湾も含まれていません。片や朝鮮民主主義人民共和国は国連に加盟していますし、日本政府が国として承認しているバチカン市国は、国連未加盟です。さらに台湾は国連に加盟していませんが、コスタリカ、パナマをはじめとする中米諸国や、パラオなどの大洋州諸国などと外交関係があり、それらの国は台湾を国家として認めています。また、台湾はご存知のように、中華人民共和国とは明らかに独立した政治システムや独自の経済システムを保有しています。他にも香港やニューカレドニアなどが複雑です。

 そう考えると、絶対的に必要な条件ってナニ!?という感じです。沖縄が香港のように中国に保護され、その中国が日本に戦争を仕掛けて沖縄を独立させてしまえば、本当に日本から切り離されることがあるかもしれません。でも、それでは新たな問題が発生します。なにしろ今度は中国の支配下に置かれてしまうわけですから。

 結論を言いますと、独立運動を発展させるのに必要な行動は、たったひとつです。それは住民みんなで革命を起こすこと。そうなったら、ニューカレドニアのような独立国に見える島、という空気くらいにはいつかなるかもしれません。

 以上、私見ですが参考になれば嬉しいです。

宮崎謙介(みやざき・けんすけ)◆1981年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、日本生命などを経て12年に衆院議員に(京都3区)。16年に議員辞職後は、経営コンサルタント、テレビコメンテイターなどで活動。近著に「国会議員を経験して学んだ実生活に即活かせる政治利用の件。」(徳間書店)。

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