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記事全文を読む→「殴られるかと思った」朝青龍VS白鵬がニラみ合う「一触即発事件」の顛末
大混戦の様相を呈した大相撲夏場所(五月場所)だが、5月22日の千秋楽を終わってみれば、横綱・照ノ富士が12勝3敗で、7度目の優勝。番付通りの結果となった。
期待された優勝決定戦ならずだったが、三賞は11勝4敗で最後まで優勝争いに絡んだ3人に贈られた。隆の勝が初の殊勲賞、同じく大栄翔が5回目の殊勲賞、35歳の佐田の海が2度目の敢闘賞だった。技能賞は該当者なし。
「やっと終わったな、って感じ」
優勝インタビューで思わず漏らした照ノ富士の本音が象徴する、荒れた2022年五月夏場所だった。優勝後に出演したNHKスポーツニュース番組で、元横綱・白鵬の間垣親方は照ノ富士に「メンタルに課題あり」と指摘したが──。
その間垣親方の相撲人生を描く「週刊アサヒ芸能」の連載漫画「白鵬本紀」は、第53番へと突入。「両雄一触即発」の巻である。
2007年5月30日、遂に横綱へ昇進。第69代横綱・白鵬翔の誕生である。
ちなみに、第68代横綱は、同じモンゴル・ウランバートル出身の朝青龍。白鵬より5歳年上の朝青龍は幕下時代から白鵬に稽古をつけ、事あるごとに食事に連れ出すなどして可愛がっていたという。ところが白鵬によれば「それが大関になった頃から、巡業中でも、隣同士になっても、全く目も合わさなくなり、会話がなくなった」。
そんな2人に事件が勃発したのだ。
2008年五月場所千秋楽、結びの一番。朝青龍の一瞬の引き落としに敗れ、土俵に這う白鵬に、朝青龍がダメ押しをするのである。カッとなった白鵬は、負けずに右肩で朝青龍を押し返し、土俵上で一触即発の睨み合いとなる。
「向こうが先に仕掛けてきた」と白鵬。一方の朝青龍は「殴られるかと思った。彼は若いね。熱くなっちゃダメだ」と応じる展開に。果たしてその顛末とは──。
話題の独占告白・第8弾は、入門時から白鵬を身近で取材してきたカメラマン、橋田ダワー氏。モンゴル生まれで、日本人女性との結婚を機に、日本に帰化。モンゴルへの帰省にも同行し、白鵬からはアニキと呼ばれ、慕われている。
「最初に会ったのは2001年6月。相撲教習所の取材でした。真ん中の最前列に安馬と肩を並べて座っていましたね」とダワー氏。
思い出すのは、2021年7月18日大相撲名古屋場所、千秋楽である。
「東土俵の下から立ち上がる前に、土俵を抱くような姿勢で両手を土俵につけ、目を閉じて数秒間額を土俵につけた」。この白鵬の所作について「モンゴルでは、大切なものと別れる時や神々に敬意を払う際の所作」であるとし、「現役最後の取組だ」との思いが駆け抜けたという。
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