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記事全文を読む→シニア世代は読んで欲しい…クスリと食品の危険な食べ合わせ(2)「サプリの意外な“落とし穴”」
昨今、ドラッグストアにはサプリメントなどの健康食品コーナーが設けられるほど、広く世間に普及している。
その健康食品の中でも注目したいのが、セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)だ。ハーブの一種で、気分的なイライラなどを抑えると言われている。空腹によるイライラを抑制するためか、ダイエットサプリなどに含まれていることがある。
心疾患用薬(プロパフェノン・ジソピラミドなど)との相互作用があげられるが、他にもワルファリンカリウム、アミオダロン塩酸塩など多数の薬の効果に影響を及ぼすというのだ。
堀氏はこう話す。
「セント・ジョーンズ・ワートは薬への影響についてグレープフルーツとは逆の働きをすると考えてください。肝臓で薬の分解を促進するため、薬の効果が十分に得られなくなる可能性があります。多数の薬との相互作用が指摘されていますので摂取する時は医師や薬剤師に相談してください」
セント・ジョーンズ・ワートが影響を与える病は心疾患、血栓、不整脈‥‥。死に至る可能性もある。
こうしたサプリは健康志向が強い人ほど、あれもこれもと飲んでしまう。意外と見過ごしがちな落とし穴が多いのも事実だ。
例えば、カルシウムと聞けば、誰しも骨を強化するのに有効であることは知っている。でも、骨粗鬆症の治療薬ではカルシウム補給が必要な薬とそうでない薬がある。医師の指示に従うべきなのだ。
骨粗鬆症は女性の病気とタカをくくっている人も多いだろう。確かに、女性患者が多数だが、60歳を越えると男性患者がグンと増える傾向がある。骨粗鬆症治療薬とカルシウムの関係は知っておいて損はない。
さらに、食後血糖値上昇抑制薬とトウチエキス含有サプリの関係も複雑だ。トウチエキスと聞いてもピンと来ないかもしれないが、「血糖値が気になる方へ」というような宣伝文句のサプリに含まれている成分だという。つまり、糖尿病患者が「血糖値が気になる」のは当然で、「じゃ、薬のついでにサプリも‥‥」と欲張るのは大間違いということだ。
医学博士で新渡戸文化短期大学学長の中原英臣氏はこう話す。
「日本におけるサプリの定義というのは曖昧で、その内容も玉石混交なのです。確かに、特定保健用食品や栄養機能食品に指定されているものは体にいいが、基本的には薬ではない。つまり、薬以上の効果はないということです」
それでも、まだ不安という諸氏は迷わず専門家に相談に行くべし! 薬を死に至る「毒」に変えることだけは避けたいところだ。
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