スポーツ

2014年は“広島カープ”が優勝する?(1)今年はいける根拠がある!

20140403o-2

 ペナントレースがいよいよ開幕する。恒例の大型補強で誰がどう見ても強い巨人のリーグ連覇は確実なのか。いや、その巨大戦力の牙城をブッ潰す最大の脅威が急浮上したのだ。昨年終盤、猛烈な追い込みでAクラスに復帰した広島カープ。その戦力には王者を凌ぐ鉄板根拠がちりばめられていた。

 片岡治大(31)、井端弘和(38)、大竹寛(30)、韓国最多勝左腕・セドン(30)‥‥。昨季、2位・阪神に12.5ゲーム差をつける圧倒的な優勝劇を見せつけた王者・巨人はそれでも飽き足らず、ブランド力、資金力をバックに、またしても大型補強を敢行。その対決前から戦意を喪失させそうなおびただしい戦力に、もはや抵抗できるチームなどいないのではないか──。

 ところが、3月16日、「Going!Sports&News」(日本テレビ系)にレギュラー出演する野球解説者・江川卓氏(58)は、「今年の優勝は広島カープがするんじゃないかと思っておりまして」と切り出した。思わず「エッ!?」と驚いた視聴者は少なくなかったはずだが、これが冗談ではなさそうなのだ。

「86年、阿南準郎監督就任1年目、カープが優勝した。その時の雰囲気に今年のチームはよく似ています。当時、最速152キロの長冨浩志が10勝2敗で新人王になりましたが、今年のドラ1・大瀬良大地(22)は、剛球タイプの本格派右腕という投球形態、フォームが長冨のようです。昨年10勝の大竹をFAで巨人に取られましたが、先々を考えても大瀬良は大竹より上。ケガで途中離脱さえしなければ、新人王は当確でしょう。15勝する力はありますよ」(スポーツ紙デスク)

 なぜこれほど評価が高いのか。デスクが続ける。

「コンパクトに腕を振り、モーションが速い。テイクバックが小さく、フォローが大きい。つまり、出どころが見づらく球離れが遅いので、タイミングが取りづらい」

 当たり前の話だが、12球団NO1エース、前田健太(25)はこの新人右腕のさらに上をいく。スポーツライターが太鼓判を押す。

「昨年の田中将大(楽天→ヤンキース)のようになる可能性がある。24勝はともかく、20勝には到達するでしょう。『チームを優勝か日本一にしてからメジャーに行きたい』と話し、今年広島に残ったのはそれを達成するため。昨年までとはモチベーションが格段に違います」

 江川氏も「Going!」でマエケンをキーマンに指名し、

「今、取り組んでいるのは、昨年まで投げていなかったスプリット。これを使えるようになればスライダーの割合を減らし、より相手打者を翻弄できる」

 と分析したのである。

「マエケンを筆頭とする先発三本柱の野村祐輔(24)とバリントン(33)は、少なくとも昨年より2勝は上積みできる」(前出・デスク)

 野村12勝+2勝=14勝、バリントン11勝+2勝=13勝。マエケン20勝、大瀬良15勝と合わせ、三本柱+ルーキーで合計62勝を稼ぐ計算になるのだ。

◆アサヒ芸能3/25発売(4/3号)より

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
5
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策