スポーツ
Posted on 2014年04月17日 09:57

掛布雅之「後継者誕生こそが阪神を磐石にさせる」(3)

2014年04月17日 09:57

「今、掛布や田淵のようなバッターが阪神にいればなぁ」と、ノスタルジックな思いを強くするファンは多いだろう。はたして「新・ミスタータイガース」は生まれるのか。掛布氏はその定義をこう記している。

〈過去の(私を含めた)4人のミスタータイガースを分析していくと、いくつかの共通点がある。

【1】孤高であり、その孤高に耐えうる強い精神力を持っていること

【2】タイトルを一度でなく、複数回獲得していること

【3】休まないこと

【4】打者ならホームラン王を獲得していること

【5】相手チームの4番とエースからリスペクトされること

 私はここに、さらに2つの条件を付け加えたいと思っている。

【6】チームリーダーとして優勝を経験すること

【7】チームの負けを背負えること〉

 この定義をもとに、掛布氏は鳥谷敬や藤浪晋太郎に言及、ミスタータイガースの可能性を指摘した。

〈私も、鳥谷にはこんな話をした。

「次の優勝は、鳥谷阪神と呼ばれる形で取らないといけないと考えているんだ。そのためには、ホームランは最低20本は欲しいよな。(中略)パワーを意識したバッティングをしてもいいのではないか」〉

 掛布氏はかねてから、リーダーとしての責任感を持たせるべく、「4番・鳥谷」という意見を持っている。

「もっとエゴイズムをむき出しにしてわがままに野球をやってもいい。マスコミに叩かれないための『逃げの野球』ではなく、非難を浴びる覚悟の『前のめりな野球』にチャレンジしてもらいたいのです」

 一方の藤浪には、

〈今の阪神のメンバーで、村山さんに続き、投手でミスタータイガースの名称を引き継ぐ人物は、藤浪しかいない〉

 として、掛布氏は次のように補足するのだ。

「藤浪がふんばれば、野手のモチベーションに変化が生まれる。獅子奮迅の背中を見せられると『藤浪を何とか勝たせてやりたい』という気持ちが出てくるもの。そしてエース同士の投げ合いにおいては、たとえ負けたとしても『どう負けたか』という内容を問われます。『勝負したな』『よく投げた』と野手の気持ちを動かせば、その積み重ねがチームに一体感やまとまりを運んでくるのです」

 今年の阪神の戦い方はどうすべきなのか。

〈私は秋季キャンプから和田監督と何度か話をする機会があるが、「もっと我を通せばいいじゃないか。好きなことをやればいいじゃないか」というような話をしている。(中略)2013年は、守るのか攻めるのか、和田監督の指針が少しぶれたように思えた。(中略)挑戦のシーズンである。大胆な手を打っても誰も非難はしないだろう。(中略)ひとつプラスの連鎖が始まると、それは相手チームを「今年の阪神は何をやってくるかわからない」と悩ませるような面白い決断になるかもしれない〉

 もはや保守的な采配ではチームに変化は生まれない、ということなのである。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年03月01日 08:30

    3月16日の確定申告期限が刻一刻と迫る中、国税当局が不穏な動きを見せている。ターゲットは、SNSやマッチングアプリを主戦場に男性らから多額の「手当」を吸い上げるパパ活女子、そして華やかな生活を売りにするインフルエンサーたちだ。かつては「男女...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    エンタメ
    2026年03月03日 07:00

    小学館の漫画アプリ「マンガワン」をめぐる問題が、波紋を広げている。発端は、過去に児童買春・ポルノ禁止法違反で罰金刑を受けていた漫画家が、別名義で新連載を開始していたことだ。編集部は起用判断の不備を認め、当該作品の配信停止と単行本の出荷停止を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月05日 15:30

    ロケット打ち上げが、また失敗した。宇宙事業会社スペースワン(東京都港区)が3月5日午前に、和歌山県串本町のロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられた小型ロケット「カイロス」3号機は上空で飛行中断。打ち上げから4分後の措置だった。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/24発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク