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記事全文を読む→局長会議も進展なし…慰安婦問題で埋まらない日韓の深い溝(2)韓国にとって特別な存在の人物とは?
79年に取材で初訪韓した若宮氏と韓国との深く強いつながりは、単にハングルの読み書きができるというだけではない。
慰安婦問題は河野談話以降、沈静化していたが、11年、韓国の司法裁判所がこのような判決を下し、急展開するのだ。
「韓国政府は元従軍慰安婦への損害賠償を日本政府に認めるように交渉しないのは違憲だ」
翌12年、若宮氏は、朝日新聞のコラムで野田佳彦総理(当時)に向け慰安婦問題の対策をこう提言した。
〈何より必要なのは届いていない「首相のおわび」を彼女らに伝えることだ〉
続いて彼は、韓国の東亜日報に、ハングルでこんなコラムを執筆したのだ。
〈[若宮の東京小考]おばあちゃんたちに伝えたい首相の謝意〉
日韓両方で日本の「土下座」ムードをたきつける一方、「韓国と語る」では無自覚に現在の日韓関係を憂いてみせる若宮氏。国際問題アナリストの藤井厳喜氏は、こう断罪する。
「慰安婦の人権が大事なら、どうして日本人慰安婦のことに触れないのでしょうか。人権問題は普遍的な問題で、国で差別をしてはいけないでしょう。そういうことが視野に入ってこないというのは、本当のリベラルや左翼ではありません。進歩的文化人と呼ばれた層の最後の化石のような人間という印象を持っています」
また、「新しい歴史教科書をつくる会」で事務局長を務めた、札幌国際大学の大月隆寛氏は、こう切り捨てるのだ。
「マスコミやジャーナリズム、大学など、社会の『良識的』とされてきた領域にだけ棲息してきた人物でしょう。『戦後』的価値観の最大公約数を煮詰めて標本にしたような、クローンみたいなものかと思います」
発言するたびに日本で物議を醸す若宮氏だが、韓国では大モテだ。中央日報に登場すれば、このように大ヨイショされる。
〈日本社会における重量感だけでも尋常ではないが、韓国人にとってはさらに特別な存在だ〉
朴槿恵大統領(62)就任時には、かねてからの知り合いということで面会を許されている。
韓国に実効支配されている竹島について、若宮氏は05年にこんなコラムを朝日新聞で執筆している。
〈いっそのこと島を譲ってしまったら、と夢想する。見返りに韓国はこの英断をたたえ、島を「友情島」と呼ぶ。(略)「国賊」批判が目に浮かぶが、いくら威勢がよくても戦争できるわけでなく、島を取り返せる見込みはない。もともと漁業のほかに価値が乏しい無人島だ〉
この程度の認識が朝日新聞の主筆なのである。
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