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個人経営の代理店事務所で働いています。そこの社長の母親が宗教をやっていて、一緒にお参りに行ったり、お布施をするように命じられたりします。自分は無宗教なので入っているフリをしていますが、金銭はそこまで強要されていないものの、個人のあり方として納得ができません。
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これぞ宗教問題ですね。旧統一教会の件でクローズアップされている「2世の苦悩」と、まさにニアリーともいえます。
家族ではないけれど、会社の代表から信仰を強いられるのも、心情的には同じ。信教の自由なんて、あってないようなものです。
宗教活動を強いてくる会社はわりとあるようで、従業員は宗教のパワハラを受けることになります。辞めたくない会社ならなおさら、みんなが入っているのに自分だけ拒否するわけにいかないのでしょう。
そもそも、お布施の定義を調べてみると「読経をしてもらったり、戒名をつけてもらったお礼として、僧侶に渡す金銭のこと」が正式なものなのだとか。それもお金だけとは厳密には決まっておらず、気持ちが上乗せになったいろんなお布施がありました。「お寺を建てる」といったお布施をする人もいるようです。安倍元総理銃撃事件で明らかになったように、壺ひとつ、教本ひとつでさえ何百万、何千万と払うケースもあり、お布施はひと言では言い表せません。
僕が議員時代のことです。地方の支援者でとても徳が高く、貧困問題やら困った人へ向けた幅広い社会活動を行っている方がいました。その方に数年後にお会いしたところ、なんと宗教を立ち上げ、教祖になっていたのです。それもどこかの仏教の宗派から抜けて、宗教法人を買って単立になったという説明。「単立って何?」と聞くと「要は独立ってことですね」と。
そうやって独立した宗派(宗派とは言えないのかもしれませんが)は、伝統仏教とはまた違った、独自の内容を築き上げていくこともあるようです。
昨年発表された宗教法人の数は、文化庁の統計調査では、およそ18万件。その中には「文部科学大臣所轄」と「都道府県知事所轄」という所属があり、さらには「包括宗教法人」と「単位宗教法人」の括りに分かれます。内訳は「包括」が397件、「単位」は18万147件。宗派、教派、教団のように神社、寺院、教会などを傘下に持つのが包括宗教法人で、神社、寺院、教会などのように礼拝の施設を備えるのが単位宗教法人。単位宗教法人のうち、包括宗教法人の傘下にある宗教法人を「被包括宗教法人」、その傘下にないものを「単立宗教法人」とするとありましたが、もう何がなんだか…。
ある日、「私が教祖だ」といって宗教的な行為を始める一般人もいるので、組織形式はともかく、その人についていくかいかないか。ワンマン社長なんてみんな教祖みたいなもので、イエスマンはその信者とも言えますから、それが嫌ならその会社を辞めるしかない。
国民民主党の玉木代表が、旧統一教会の問題に関連し、一般の宗教法人と反社会的な団体を区別する法案の提出を検討しているようですが、ぜひ根本を学びながら進めてほしいです。
宮崎謙介(みやざき・けんすけ)◆1981年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、日本生命などを経て12年に衆院議員に(京都3区)。16年に議員辞職後は、経営コンサルタント、テレビコメンテイターなどで活動。近著に「国会議員を経験して学んだ実生活に即活かせる政治利用の件。」(徳間書店)。
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