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記事全文を読む→藤田朋子「怒号」が響き渡った「全脱ぎ写真集」トラブル/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
1996年3月15日に行われた、女優・藤田朋子の「全脱ぎ写真集」を巡る記者会見は、とにかく異質だった。
藤田はこの年の1月、写真家のアラーキーこと、荒木経惟氏とともに、一面銀世界に覆われた岩手県遠野で撮影に及び、本来であればこの日、定価3800円という待望の写真集「遠野小説」を発売する予定だった。
ところが、8日発売の写真週刊誌に、アラーキーと藤田との混浴写真が宣伝記事として掲載されたことで、事態は一変。10日には藤田本人と所属事務所が〈今回の写真漏洩は約束違反〉として、出版元らを相手に、東京地裁に写真集出版差し止めの仮処分申請を行う騒動に発展したのだ。14日午後、裁判所により仮処分申請が認められたのだが、すでに13日には都内の店頭に並んでいた写真集は、マスコミ報道もあって、差し止め決定が出される前に5万部が完売した。そんな流れのなかで行われたのが、この日の会見だった。
会見場に現れた藤田はメモを取り出すと、
《人を信じ、人と人との心の付き合いを大切にして生きてきました。しかし、裏切られました。純な心でいたのがいけない、といわれればそれまでですが、単純にくやしいです》
そうコメントを読み上げ、おもむろに席を立って、会見を終了させてしまったのである。これに対し、報道陣からいっせいにブーイングが起こるのだが、そこで彼女の口から予期せぬ言葉が発せられた。
「Get Out!(ここから出ていけ!)」
厳しい表情とともに、そんな怒号が会場に響き渡ったのである。
結局、この騒動は1カ月後には出版社側が藤田サイドに1000万円程度の和解金を支払い、あっけなく収束した。出版社、事務所ともに「ノーコメント」のまま、騒動の真相は闇へと消えたのだった。
(山川敦司)
1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。
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