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記事全文を読む→沖縄でヤギ汁出されてブチ切れた芸人のザンゲ録/坂下ブーランの「地獄耳芸能」
ココリコの田中直樹は駆け出しの頃、月亭邦正(当時、山崎邦正)にかわいがってもらっており、まだ大阪と東京を行ったり来たりしていたダウンタウンの松本人志を、東京駅まで一緒に迎えに行ったことがある。
田中は初対面の松本に対し、ド緊張でガッチガチの状態だった。田中がしみじみと語る。
「タクシーの運転手さんがいて、俺が助手席に乗って、後ろに邦正さんと松本さんが座ってはって。で、緊張して、ひと言も喋られへん。途中で松本さんが邦正さんに『誰や、前のあの泥人形みたいなヤツ』って。そこで『はい、私…』みたいな。それが松本さんに、最初に言われた言葉で」
松本が抱いた第一印象「泥人形みたいなヤツ」は、田中にとって忘れられないひと言となった。
宮川大輔も、心ない発言をついついしてしまう芸人だ。ケンドーコバヤシによると、スリムクラブ・真栄田賢の実家で、父親にとんでもない暴言を吐いている。
「真栄田の実家に行ったら、お父さんがヤギ汁作ってくれて。食べ物がヤギ汁だけやったんですよ。高級食材で。しかも朝からやってくれたって。で、俺は『うまい、うまい』って食うてる。で、お父さんも『いやぁ、ケンコバ君、うれしいわ。沖縄でも、今の若い子は全然食べてくれへんから』って。真栄田のことを『コイツも普段は食べへんけど、無理して食べてくれてるわ』とも」
そんな会話が弾む中、ヤギ汁が嫌いな宮川が、やらかした。
「『真栄田…何かない?』と言い出して。『いや…これだけなんです』って」
すると宮川は、こう言い放ったのだ。
「こんなん、ヤギを洗った汁、茹でただけやん!」
ケンコバから「大輔さん、あれは言い過ぎちゃいます?」と怒られた宮川は「いや、まぁそうやなぁ、でもホンマに無理やねん。普通、なんか出すやん。ソーメンチャンプルーでも出すやん。ヤギ汁だけはアカンやん」と返したんだとか。
その後、タクシーで移動中に、繁華街でさっきまで宮川らを接待してくれていた真栄田の父親を目撃した。「もう60~70歳ですよ。居酒屋の割引のチラシを観光客に配るバイトをしてはったんですよ。『あ、大変やな』って。誰も受け取らないんですよ。それを車窓から見た大輔さんが、涙いっぱい浮かべて『ごめん』って言ってました」
ケンコバにも宮川にとっても、悲しい沖縄の思い出となったようだ。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。
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