社会

現役30代ホステスが明かす「黒服との恋愛」「課される罰金」「男のDV」のリアル!

 一般的な職業に比べるとかなり特殊ともいえる夜の世界。そんな水商売の女性たちはどのような恋愛をするのか。

「基本、同業者と付き合うことが多いですね」と語る30代のホステス・アヤカに夜の世界の恋愛事情を聞いてみた。

「水商売ではキャスト(ホステス)と黒服の恋愛は『風紀』と呼ばれて、ひと昔前であれば社長やオーナーにバレると厳しい『処罰』の対象になっていました。処罰とは罰金のことで、払うのは黒服である男側です。商品であるキャストに手を出したとして50万円~100万円の罰金を払わなければいけなかったんです」

 アヤカ自身も過去に働いていた店で、「風紀」がバレた黒服が罰金を払う様子を何度か見たことがあるという。まるで水商売のドラマなどによくありそうな話ではあるが、

「実はここ最近は、風紀に対して店側も緩くなってきている」

 とも言う。その理由についてアヤカが続ける。

「私も少し前に働いていた店でマネージャーと付き合っていたんです。ところがある日、彼と大ゲンカした時に殴られ、大ケガを負わされてしまって。その話を仲のいいキャストに相談したら彼女が激怒して、私たちが付き合っていることを社長に密告したんです」

 しかしマネージャーへのお咎めは、アヤカと友人が想像していたよりも緩かったという。頭を坊主にされて系列店に異動になっただけで済んだのだ。罰金にするとマネージャーが飛びかねない(無断で退店しかねない)ので、そうなっては困ると社長は判断したようだ。その背景にあるのが「黒服の人手不足」だという。

 アヤカはその後、マネージャーと別れて退店した。だが、風の噂でマネージャーは凝りもせず新人のキャストと付き合っているという。

「処罰」の軽重によって夜の世界の恋愛事情も変わるということか。

(カワノアユミ)

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