芸能

今度は幾田りら…また「追加出場」でもサプライズ感なしNHK紅白の「幕引き」カウントダウン

 男女ユニット、YOASOBIではボーカルのikuraとして活躍する幾田りらが、「第73回NHK紅白歌合戦」で紅組のmilet、Aimer、白組のVaundyとのコラボにより、紅組としてゲスト出場することが12月11日に発表された。

 今年の紅白出場者は11月18日に明らかになり、12月5日には藤井風、7日に松任谷由実、8日に加山雄三の出場が追加発表されていた。

 松任谷などは特別企画の「松任谷由実with荒井由実」として出演し、最新のAI技術で再現した「荒井由実」時代の歌声と現在の本人がコラボして「Call me back」を歌う予定だ。テレビ誌記者が指摘する。

「『Call me back』で荒井由実時代の声色を再現させたのは、ユーミンが50周年記念にリリースした3枚組ベストでやった企画。それをそのまま紅白でというのは、ユーミン側からの提案をNHKが丸飲みしたということでしょう。今回の幾田のゲスト出演にしても、披露する楽曲『おもかげ』はVaundyの作詞、作曲、プロデュース。ユーチューブチャンネル『THE FIRST TAKE』でmilet、Aimer、幾田が歌って話題になりましたが、そこにVaundyも加わるという『THE FIRST TAKE』そのまま。結局、オイシイのは『THE FIRST TAKE』を手掛けているソニー・ミュージックで、いずれもNHKが『使われている』という印象です」

 近年、紅白の追加発表は当たり前になっているが、大物の「後出し」は話題作りだけが目的ではないらしい。

「昔は紅白出場がステータスでしたが、今はそうでもない。すでに売れている大物アーティストにとって、大みそかの生放送に高くはないギャラで出ることは特に魅力的ではなく、出演オファーをなかなか受けてもらえないのが実情です。逆に、ネット世代の若者には人気でも、中高年に知名度のないアーティストは、幅広い客層へのプロモーションとして紅白に出る意味はある。ギリギリの交渉の中での追加となれば、大物でも若手でも、ますますPRの要素が大きくならざるをえない状況になるわけです」(テレビ関係者)

 藤井、ユーミン、加山、幾田の追加で多少は厚みが出たものの、サプライズ感はなく、まだ物足りないのが正直なところ。これで打ち止めか、さらに追加があるかは分からないが、このまま放送当日を迎えれば、これまでたびたび取り上げられてきた紅白の幕引きが、現実味を帯びてくるかもしれない。

(鈴木十朗)

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身