スポーツ

「ちょっと嫌だ」鳥谷敬がホンネで訴えた野球解説業の「違和感」

「グラウンドに立っている時の気持ちと外から見ている感覚は、年数が経ってくると離れてくる」

 解説者になることへの躊躇をこう明かしたのは、元阪神タイガースの鳥谷敬氏だ。

 12月16日深夜の「かまいたちの知らんけど」(MBS)では、かまいたちの2人と鳥谷がキャンピングカーで移動しながら、鳥谷氏の行きたい場所を訪問。その車中でトークが交わされる中、鳥谷氏が意外な心中を告白したのだ。

 一昨年限りで現役を引退している鳥谷氏だが、今後の進路はまだ決定していないようで、濱家隆一に「解説とか野球に携わっていくというのは決めている?」と問われると「自分の感覚で現役の選手を解説することに、多少の違和感がある」と告白。「コーチ業なのか自分で事業を起こすのか、ひと通り経験した上で決めたい」とした。

 その「解説の違和感」について、鳥谷氏はこうも話していた。

「自分が逆に解説されていた時に『今はこうやって変化してんだよ』と思っていたことを、自分が言うようになるじゃないですか。それがちょっと嫌だなというのがある」

 つまり現役から離れるほど、解説の中身が現場とフィットしなくなるということだが、これは他のスポーツにも当てはまりそうだ。スポーツライターが語る。

「先のサッカーW杯では、解説陣の世代交代が見られ、本田圭佑が松木安太郎、槙野智章が中山雅史、田中マルクス闘莉王がセルジオ越後の後継者と言われました。野球でも昨年から解説を始めた元阪神の藤川球児氏が高評価を得ており、やはり現役からあまり離れていない人の解説が、視聴者のウケがいい傾向にあると思われます」

 今年から解説をする可能性もあった鳥谷氏の評価も高い。はたしてどんな決断を下すのか。

(鈴木十朗)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身