芸能
Posted on 2022年12月21日 17:59

「M-1」を大成功させたのは山田邦子の「ブレブレ採点」だった!

2022年12月21日 17:59

 12月18日に決勝が行われた「M-1グランプリ2022」は、さや香とロングコートダディを抑え、ファーストラウンド3位のウエストランドが優勝を果たした。

 関西地区では世帯視聴率30.1%、関東地区でも17.9%(ビデオリサーチ調べ)を記録し、例年以上の大盛り上がりを見せたのだった。成功の要因はどこにあったのか。お笑い関係者が分析する。

「今大会はどのコンビもネタの完成度が高く、どこが優勝していてもおかしくありませんでした。それは審査員の点数にも現れていて、博多大吉はファーストラウンドで全てのコンビに90点以上を付けています。視聴者にチャンネルを替える気を起こさせない、緊張感溢れる名勝負でした」

 そんな大会で物議を醸したのが、新審査員・山田邦子の「ブレブレ採点」である。お笑い関係者が続ける。

「山田はトップバッターのカベポスターに84点を付けたかと思いきや、続く真空ジェシカには11点も高い95点。そこまで現場のウケに差がなかっただけに、視聴者から不満の声が噴出しました」

 FC琉球所属のJリーガー・清武功暉などは、ツイッターに「M-1...山田邦子がバランス壊してる...」と投稿した。

 当事者のカベポスター・永見大吾も敗退が決まった瞬間、カメラに向かって「山田邦子さん、僕らのこと忘れてますよね」と発言するなど、明らかにブレブレな内容だったのである。ところが──。

「M-1の運営としては『思惑通り』ですよ」

 と語るのは、前出のお笑い関係者だ。続けてその理由を、

「公平性の点でいえば、全採点から山田の分を差し引いても、最終的な順位はほとんど変わらない。山田がいてもいなくても、カベポスターは8位です。むしろ運営目線では、視聴者に『次は何点をつけるのか』と関心を持たせた貢献度の方が大きい。上沼恵美子の後釜として起用された役割を、しっかりとまっとうしてくれたと言えますね」

 大会の成功を支えたブレブレ採点なのであった。

(山倉卓)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク