芸能

「M-1」を大成功させたのは山田邦子の「ブレブレ採点」だった!

 12月18日に決勝が行われた「M-1グランプリ2022」は、さや香とロングコートダディを抑え、ファーストラウンド3位のウエストランドが優勝を果たした。

 関西地区では世帯視聴率30.1%、関東地区でも17.9%(ビデオリサーチ調べ)を記録し、例年以上の大盛り上がりを見せたのだった。成功の要因はどこにあったのか。お笑い関係者が分析する。

「今大会はどのコンビもネタの完成度が高く、どこが優勝していてもおかしくありませんでした。それは審査員の点数にも現れていて、博多大吉はファーストラウンドで全てのコンビに90点以上を付けています。視聴者にチャンネルを替える気を起こさせない、緊張感溢れる名勝負でした」

 そんな大会で物議を醸したのが、新審査員・山田邦子の「ブレブレ採点」である。お笑い関係者が続ける。

「山田はトップバッターのカベポスターに84点を付けたかと思いきや、続く真空ジェシカには11点も高い95点。そこまで現場のウケに差がなかっただけに、視聴者から不満の声が噴出しました」

 FC琉球所属のJリーガー・清武功暉などは、ツイッターに「M-1…山田邦子がバランス壊してる…」と投稿した。

 当事者のカベポスター・永見大吾も敗退が決まった瞬間、カメラに向かって「山田邦子さん、僕らのこと忘れてますよね」と発言するなど、明らかにブレブレな内容だったのである。ところが──。

「M-1の運営としては『思惑通り』ですよ」

 と語るのは、前出のお笑い関係者だ。続けてその理由を、

「公平性の点でいえば、全採点から山田の分を差し引いても、最終的な順位はほとんど変わらない。山田がいてもいなくても、カベポスターは8位です。むしろ運営目線では、視聴者に『次は何点をつけるのか』と関心を持たせた貢献度の方が大きい。上沼恵美子の後釜として起用された役割を、しっかりとまっとうしてくれたと言えますね」

 大会の成功を支えたブレブレ採点なのであった。

(山倉卓)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
商品価値が落ちたヤクルト・村上宗隆「メジャー計画変更」で大谷翔平と同じ道を
3
土壌ラドン濃度・衛星観測・上空発光…火山噴火と大地震「前兆キャッチ」の新技術がスゴイ!
4
山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
5
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」