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「すでに幕内クラス」日体大・アマチュア横綱の入門先が決まらない「トラブル爆弾」

 アマチュア相撲の日本一を決める「全日本選手権」で日本体育大学4年の中村泰輝が、圧巻の実力を見せつけて優勝。前年に続く「アマチュア横綱」の戴冠に輝いたのは、12月4日のことだった。ところが今、ある問題で大揺れしているというのだ。まずは、アマチュア相撲に詳しい元力士の福田雅文氏が解説する。

「身長1メートル93センチ、体重175キロという恵まれた体格で、その実力はすでに幕内クラス。自分の形で立ち合えば、対戦相手を一気に土俵際に持っていける力強さがあります。押し相撲と四つ相撲のいずれも完成度が高く、今回のトーナメントでも最後まで危なげなく勝ち上がりました。間違いなく、プロのステージでも高速で番付を駆け上がってしまうでしょう」

 2連覇は日本大学時代の元大関・琴光喜(田宮啓司)以来、25年ぶりの快挙だ。10月の国民体育大会を制して、元幕内・清瀬海(市原孝行)、現幕内・遠藤(遠藤聖大)、現関脇・御嶽海(大道久司)に次ぐ、史上4人目の幕下10枚目資格を手にしていた。

 かねてよりプロ入りを明言している角界のホープだが、なぜか入門する部屋選びが難航を極めているという。角界関係者が耳打ちする。

「日体大サイドとしては、鳴戸部屋もしくは大学OBの中村親方(元関脇・嘉風)がいる二所ノ関部屋に入れたい思惑があるようです。ところが中村本人が意中とする別の部屋があり、両者の落としどころが見つからない状況だといいます。もちろん、どこの部屋に入門するかどうかは、本人の意思が尊重されるべきですが、母校にそぐわない進路を選択した有力選手はその後、母校から冷遇されることもしばしば。十両に昇進した時の化粧まわしが贈られないばかりか、最悪、大学を出禁になることも…」

 良くも悪くも「清濁併せ飲む」の大相撲の世界。未来の横綱が下す決断や、いかに。

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