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記事全文を読む→7年ぶり登場!「聖飢魔II」が解散したくてもできなかった「失態」/日本音楽シーン「名作裏面史」
デーモン小暮閣下が率いるヘビメタ・バンド「聖飢魔II」が昨年12月28日、「発表!今年イチバン聴いた歌」(日本テレビ系)に出演。7年ぶりに地上波で、代表曲「蝋人形の館」を披露し、往年のファンを歓喜させた。
最近は外壁塗装ブランドのCMにも登場するデーモン閣下だが、番組では司会の上白石萌音に「お前も蝋人形にしてやろうか」と、例のキメゼリフを吐いてスタジオを沸かせた。
デーモン閣下によれば、聖飢魔IIは「聖なる物に飢えている悪魔がII(ふたた)び蘇る」とのコンセプトの下、82年(魔暦紀元前16年)12月末に結成。音楽を媒介に悪魔教を布教する「教団」で、目的は「地球征服を完遂し解散する」ということになっている。
そんな彼らが85年に発売した大教典(アルバム)が「聖飢魔II~悪魔が来たりてヘヴィメタる」(CBSソニー)。その翌86年4月に発売し、メタルバンドとしては異例の35万枚の大ヒットを記録し、彼らの名を一躍有名にした小教典(シングル)が「蝋人形の館」だったのである。
聖飢魔IIはこの曲で「ザ・ベストテン」(TBS系)をはじめ、各音楽番組に出演。オリコン初登場17位で、同曲が収録された2ndアルバム「THE END OF THE CENTURY」もオリコンチャート5位を記録するなど、一部ファンの間でしか知名度がなかったサウンドを、広く知らしめることになったのである。
この大ブレイクを受け、彼らは「笑っていいとも!」「夕やけニャンニャン」(ともにフジテレビ系)にも出演。悪魔になり切ったデーモン閣下の説法(トーク)が人気を博したのである。
とはいえ、デビュー翌年には「売れていなくても世紀末までは解散しない。売れていても世紀末には解散する」と公約したものの、小暮曰く「事情を知らない侍従(マネージャー)が、その後の予定も入れてしまったため」なかなか解散できず。結局、99年12月31日23時59分59秒、「地球征服を完了した」として無事に解散となり、ファンとの約束を果たしたのだった。
解散後もデーモン閣下は芸能界に残り、情報番組のコメンテーターや大相撲のゲスト解説など、タレントとしても活動を続けている。これは魔界から「悪魔のままでもいいし、人間になってもいいという許可が出たから」なのだとか。
その後、聖飢魔IIは解散と再結成を繰り返し、現在に至るが、89年にはヘビメタ・バンドとしてNHK紅白に初出場。「悪魔教」布教のために、多大な貢献を果たしたのである。
(山川敦司)
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