芸能
Posted on 2023年02月06日 05:59

樋口可南子が不貞発覚で放った「芸能史に残る名言」/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史

2023年02月06日 05:59

 芸能人の記者会見そのものが激減した近年と違い、ワイドショー全盛の80~90年代には、記者会見で飛び出した「芸能史に残る名言」がいくつもあった。その代表的なものが、コピーライターで現夫・糸井重里氏との不貞が発覚した樋口可南子が、82年の記者会見で放った、次のセリフだ。

「私、奥さんのいる男性を好きになったんじゃないんです。好きになった男性に、たまたま家庭があっただけ」

 当時、糸井氏は32歳で、樋口は22歳。糸井氏には2歳下の妻と、81年に生まれたばかりの長女がいた。不貞発覚に糸井氏は、

「誰かを好きになることは、誰にでもあること。(女房は)わかってくれています。そういう女房を、僕は選んだのですから。別れるということはありません」

 一方で、樋口の口から飛び出したのが、先の言葉だったのである。

 糸井氏の妻を取材すると、同氏が言うように、

「クリスチャンとして、人が人を裁くことはできません。人間が犯した過ちは、許してあげようと思っています」

 聞けば敬虔なクリスチャンとのことだったが、その驚愕すべき寛容さには唖然としたものだ。

 とはいえ、ほどなくして2人は、渋谷区内のマンションで同棲。86年には糸井氏とタレントとの密会が写真誌に報じられると、樋口が主演映画「ベッドタイムアイズ」の制作発表の席上で、

「彼との仲はもう清算しました。きちんとケジメをつけました」

 と語り、周囲を驚かせたこともあったが、それでも樋口の一途な思いは変わらなかったようだ。

 結果、交際から11年の時を経た93年5月、糸井氏と妻との正式離婚が成立。同年7月6日、東京・目白のホテルで記者会見に臨んだ樋口は、

「プロポーズはまだですが『一緒になろう』とは言い合っていました。11年間、2人だけで出歩かないように隠れながら生活してきたので、今日会見することになって、ちょっぴりホッとしています。まさに山を越え、野を越え、今に至った感じです」

 長かった「同居人生活」を振り返り、素直に喜びを語ったのである。

 糸井氏はマスコミに向け、ファックスで報告。樋口と同居中であること、結婚を前提にした交際であること、前妻との協議離婚が成立したことが事務的に記されており、最後は「愛想なしで、スミマセン」と締められていた。

 会見の最後に、

「自分たちのことだけしか考えていなかったことが悔やまれます。迷惑をかけた近しい人々を、これからいちばん大切にしていきたい」

 と語った樋口は8月17日、糸井氏と入籍。交際から11年目、34歳の夏のことだった。

(山川敦司)

1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年08月16日 09:00

    「イタい素人タレント」としてたびたびその動向が注目の的となる存在はいつしか、木下優樹菜から坂口杏里へと移りつつある。木下は2019年、タピオカ店の店員に土下座を強要したとされる騒動を経て、芸能界を電撃引退。以降はインフルエンサーとして活動を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    政治
    2026年08月15日 09:00

    部下に対する常軌を逸した「パワハラ行為」が正式に認定された神奈川県横浜市の山中竹春市長が、いよいよ土俵際まで追い詰められている。自身のパワハラ認定調査が公表された影響で、夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)に神奈川県代表として出場する横浜高...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年08月14日 20:30

    このところ、長寿番組をバタバタと終了させている印象の日本テレビ。タイトル変更をしつつ23年続いた「行列のできる法律相談所」が昨年3月に、大幅に企画内容を変えつつも32年続いた「ダウンタウンDX」が昨年6月に放送を終了。関西ローカル時代を含む...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/18発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク