スポーツ

プロ野球「キャンプ“裏”中継」ベタ張り24時(4)オリックスの優勝パレード見物人は水増し発表

 昨季26年ぶりの日本一に輝いたオリックス。キャンプインの前日に宮崎市街で歓迎パレードが開催された。主催した「オリックス・バファローズ宮崎協力会」によれば、県内外から約3万人のファンが駆けつけたという。確かにパレード前の歓迎セレモニー会場周辺は人でごった返していたが、パレード中に会場の高千穂通り約600メートルを歩くと、ひいき目に見ても発表の半分がいいところだ。そればかりか見物人からは、

山本由伸(24)以外、誰が誰だか全然わからん」

「ホークスや巨人やったら、今日の5倍は人が集まっちょったね」

 と心ない声が聞こえてくる始末なのだ。

 なぜ、リーグ2連覇を果たしたチームなのに人気が出ないのか。その原因の一端は中嶋聡監督(53)にあるのかもしれない。キャンプ初日の囲み取材では「塩対応」ならぬ“塩返答”が目に余った。

 初日の感想として滞りなく質疑応答が行われていたが、「今年の目標」を問われると一転して空気が凍りついた。

「いりますか‥‥? そんな大それたことは言えませんけど‥‥頑張ります」

 と気のない回答。その後、別の質問者が「具体的な目標」について丁重に尋ねたのだが、

「今言わなきゃいけませんか? 言いません!」

 とぶっきらぼうにシャットアウト。スポーツ紙デスクがフォローする。

「中嶋監督は極度の口ベタなんです。しかも、丸投げした抽象的な質問には、短いセンテンスの一言二言で返すフシがある。活字メディアであれば、考えを汲み取って文字に起こすことが可能ですが、映像メディアでは使える素材が集まらない。どうしても扱いを小さくせざるをえないんです」

 リーグ3連覇のかかる23年シーズン。取材規制も薄れてきただけに、名実ともに充実したチーム作りをしてほしいものだが‥‥。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」