社会

ストレスに蝕まれる現代女性にこそ瞑想を

 8月13日、内閣府が衝撃的な発表をした。消費税の影響でGDPが6.8%減少した。これは震災以来の深刻な数字である。こうしたことが影響するのは、働く男性や女性。出口の見えない不況は、人の心に深刻なストレスとなってあらわれる。

 そうしたストレスは多くの場合「うつ病」という形で人の心を蝕んでいく。8月16日には、ロビン・ウイリアムズがうつ病を原因に自殺をする痛ましい事件が起きたばかりだ。年間2万7000人以上の人が自殺し、320万人もの人が精神疾患で医療機関にかかっているというのが現代の日本社会のもう一つの顔である。

 では我々はすぐに病院にかからなければならないのか? そうなる前に予防することはできないのか──ある精神科医が語る。

「何も考えない時間をつくり、人間本来の生命力をとりもどす方法があります。手軽にできるのは瞑想です。笑うと抵抗力が高まるといわれていますが、実際に明るい気持ちになると白血球が増えることが確認されています。人間の心と身体の関係は、考えているより密接なのです」

 芥川賞作家であり、臨済宗の僧侶でもある玄侑宗久氏はそうした「いのち」を取り戻すことを目的にした瞑想法を、自著『「いのち」のままに 心の自由をとりもどす禅的瞑想法』の中で紹介している。

「大乗仏教に根差した日本人のための瞑想法です。独自の呼吸法や『考えない葦瞑想』『変形阿字観』などのオリジナル瞑想を行なうことによって思い悩むことなく『いのち』のままに生きる心地よさを実感できます」

 お盆明けは仕事に慣れず、知らずに心を病むことも多い。瞑想によって予防することが重要だろう。

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