スポーツ
Posted on 2025年08月25日 13:30

「とにかくバットに当たらない」巨人・リチャードがソフトバンク時代の「取扱説明書」を覆し始めた本塁打量産

2025年08月25日 13:30

 東京ドームを揺るがせたのは、規格外の一撃だった。

 DeNAドラ1右腕・竹田祐の143キロフォークを完璧に捉えた瞬間、打球は打球速度185キロ、角度25度、推定147メートルの放物線を描き、左翼上段の「太田胃散」看板を直撃――賞金100万円を叩き出す衝撃弾となった。

 この数字がどれほど異次元かは、MLBの記録と比べれば明らかだ。今季最長弾はマイク・トラウト(エンゼルス)の484フィート(約147.5メートル)。480フィート級はシーズンでも数本しか出ない。打球速度185キロも大谷翔平クラスが年に数度記録するほどであり、リチャードの一発が“世界基準”のスケールであることを証明した。

 しかも、これは単発の花火ではない。8月19日の満塁弾を皮切りに、21日、22日、24日とホームランを量産。直近6試合で打率3割6分4厘、4本塁打、13打点と完全に“覚醒モード”に入っている。

 年齢26歳、年俸わずか1000万円。ソフトバンクから秋広優人とのトレードで巨人入りした際は「長打力は一級品だが、とにかくバットに当たらない」との“トリセツ(取扱説明書)”がSBファンから巨人ファンに送られていた。しかし今は、甘い変化球は逃さず仕留め、150キロ超の直球も対応。さらに四球を選ぶ姿まで見せ、課題だった選球眼も改善傾向にある。

 もちろん粗さは残る。6試合で7三振と、まだボール球に手を出す場面もある。それでも首脳陣が辛抱強く育てれば、岡本和真や佐藤輝明をも凌駕する“日本屈指の主砲”に成長する可能性を秘める。

 巨人は山川穂高の獲得を見送ったが、もしかするとリチャードが“山川超え”の答えを出すかもしれない。東京ドームで生まれた特大弾は、その未来を強烈に予感させる一撃となった。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/24発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク