スポーツ

西武・森友哉 3試合連続ホームランの「平成のドカベン」はベンチ裏も規格外?

20140904f

 鳴り物入りのゴールデンルーキーが、早くも本領を発揮している。「平成のドカベン」との異名まで付いた西武・森友哉(19)は、ベンチ裏の素顔も規格外の大物だった。

 8月16日の日本ハム戦、延長10回に森はバックスクリーンへ同点ソロを打ち込み、3試合連続ホームランを成し遂げた。高卒新人としては、あの清原や松井でも果たせなかった46年ぶりの快挙である。

 フレコミどおりの強打者ぶりを発揮する森の打棒について、スポーツライター・飯山満氏が語る。

「ストライクゾーンが広いうえ、どのコースもフルスイングできるんです。だから全方向90度に強い打球を飛ばしている。3連発もレフト、ライト、センターと打ち分けています。天性の腰の強さがその原動力だと思いますが、球に逆らわずレフトへ流し打った一発には、一流打者であることを再認識させられました」

 そもそも期待値は高かった。大阪桐蔭で1年から正捕手を務めた森は、2年時に先輩の現阪神・藤浪晋太郎とバッテリーを組み、春夏連覇を達成している。

「でも、中学時代は野球だけでなく“その筋”からのスカウトもあったと噂されるほどヤンチャだったようで‥‥」

 こう前置きして、在阪のスポーツ紙記者が明かす。

「ネット上にも特攻服を着た森の画像が流出していますが、いわゆるヤンキーだった。本人も『全部事実です』と認めています。一説には暴走族で勢力を振るい、地元では飽き足らず県外にまで出向いて“抗争”に明け暮れていたとか。中学時代には校長先生の乗用車を破壊したという真偽不明な逸話まである。とはいえ、高校入学後は好きな野球だけに邁進するようになった」

 さて、ヤンキーとして培った根性は、野球にも発揮されているようだ。

「二軍では平気で先輩にタメ口をきいていましたが、『緊張したことがない』と自分で公言するほど度胸があって、リードでもガンガン内角を要求する。周囲に『僕がいちばん落ち着くのは打席。オアシスですよ』と豪語する姿からは、高卒1年目ながらプロの世界に飲まれる様子などまったくありませんね。両膝を深く曲げて低い位置で構える独特の打撃フォームに関してもキャンプ時から『自分のスタイルを変えるつもりはない』ときっぱり言い放っていた」(西武関係者)

 森といえば身長170センチ、体重80キロのずんぐり体型と、強打者のキャッチャーということから漫画「ドカベン」の山田太郎と重ね合わされているが、身長に関しては本人もハンデと捉え、それをバネにしてきたようだ。

「実際には、160センチ台ではないですかね。高校時代、背が低いことでなめられたら、その相手の鼻っ柱をへし折るのが大好きだったそうで、『なめられたほうが燃えるよ』と話している。そんな闘争心の塊は、寮で同年代の選手たちを前に『弱いチームに来れてうれしい。俺が再建させるッ』と熱く語っていたそうです」(前出・西武関係者)

 前出・飯山氏が言う。

「森は高校3年春にスタメンを外れましたが、ベンチから乗り出して声を上げチームを鼓舞していたんですよ。個人のメンツよりもチームの勝利を優先に考えるところも山田太郎とかぶりますね」

 球道を突き進む、マイルドヤンキーの活躍はまだまだ果てしないだろう。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身