芸能
Posted on 2023年05月16日 09:59

「わし」や「大股開き」は隠れ蓑…ヒコロヒーの色香は分かる人には分かる

2023年05月16日 09:59

「国民的地元のツレ」がニックネームのヒコロヒー。毒気のあるネタや、歯に衣着せぬ物言いで人気が高まり、バラエティー番組にドラマに大忙しだ。ひな壇に座る時はどっしりと大股開きで、一人称は「わし」。酒とタバコとギャンブル好きを公言し、ガサツ女の代表と思われがちだが、そんな飾らないところがウケているのか、男性のみならず、実は女性ファンも多い。

 先日「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した際も、芸人たちの鬼門とも言える、徹子の前でのネタ見せをしっかりやり遂げ、徹子に臆することなく「徹子先輩」と呼んでいた。

 彼女のこのクソ度胸は、かつて「5時に夢中!」(TOKYO MX)金曜にゲスト出演し、中尾ミエを相手に堂々とカラんでみせた時にも唸らされた。その甲斐あって現在、水曜日のレギュラーコメンテーターだ。

 そんなヒコロヒーが「色香が凄い」ともっぱらの評判だ。「なんでそんな大股開きで、自分を『わし』と呼ぶがさつな女に?」と疑いを持ちたくなるが、「アナザースカイ」(TBS系)に出演した際には、今田耕司が「色香がヤバい女芸人」と紹介していた。当の本人は「変なカンペ出さんといて下さい」とツッコミを入れてはいたが。

 この日は、売れる前も先輩芸人と一緒に、ラスベガスからグランドキャニオンまでの旅で廻った「ルート66」を「アナザースカイ」として挙げていたヒコロヒー。当時のことを思い出しながら、現地を巡る彼女の姿がVTRで流れるのだが、なにげなく髪をかき上げたり、会話の途中に手の甲で鼻をこすったり、視線をふと逸らしたり、素で笑った時の声などは「確かに」と思わせる色香を感じさせた。

 また、5月11日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)には、ガンバレルーヤ・よしこ、相席スタート・山崎ケイ、椿鬼奴、フォーリンラブ・バービー、納言・薄幸、たんぽぽ・川村エミコ、まちゃまちゃ、小出真保と一緒に「スナックバイト芸人」として出演。「態度が悪くて、すぐクビになっていた」と当時の自分を振り返ったが、印象に残ったのは、座り方の綺麗さ。いつもの大股開きとは違って、しっかり揃えた足を斜めにして座る、スカートワンピ姿のヒコロヒーは新鮮で、「いい女」感を出していた。ちょっと動くたびに裾がまくれて、千鳥・大悟から「パンちゅ見えるで」とアキレた感じでツッコミを受けていたガンバレルーヤ・よしことは大違い。

 今や松竹芸能を背負って立つだけに、「女」の部分を押し出す気は、本人にも毛頭ないのだろう。それでも滲み出てくるものは、もはや天性のソレとしか思えない。

 3時のヒロイン・福田麻貴、ラランド・サーヤ、Aマッソ・加納のような「女芸人じゃなく、ただ芸人として見てほしい」的な、押しつけがましいところがないのも魅力。「いい女」は群れないものだ。

(堀江南)

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