芸能

酒井法子がラジオ番組で“自虐キャラ”に変身「逃亡犯のイメージで地上波には出られない」

 日本のみならず、アジアに衝撃をもたらした薬物事件から14年、女優で歌手の酒井法子(52)はとうの昔に刑の執行猶予期間を終えたものの、本格復帰にはほど遠い状態だ。地上波NGの理由を探ると‥‥。

「マンモスradio、今週も始まりました。今週はこれまたすごい人をご紹介いただくマンモスradioの名物コーナー、奇跡の他力本願のコーナーとなっておりますが‥‥」

 パーソナリティを務めるラジオ番組「酒井法子のマンモスradio」(北陸放送)の5月7日放送回、酒井はゲストとのトークを「他力本願」と自虐的に語っていたが、もはや自力でテレビ業界を這い上がるには厳しいか。

 09年8月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕・起訴された酒井は、同年に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。12年に舞台で女優復帰したが、どうもパッとしない。芸能プロ関係者が後を引き取る。

「13年にBSの単発ドラマに出演し、いわくつきの主演映画『空蝉の森』(NBI)も、撮影から7年を経て21年に公開されました。しかし、いずれもイレギュラーな単発仕事で、地上波からはほとんどお呼びがかからない状態です」

 19年3月にはテレビ東京系の歌番組「THEカラオケ★バトル」でヒット曲「碧いうさぎ」を熱唱。20年秋に2回目の出演を果たしたものの、以降は地上波で見る機会はない。

「2年前にはマネジメントしていた所属事務所から独立し、余計に大きな仕事が取りにくくなっている」(前出・芸能プロ関係者)

 そんなのりピーに心強い“援軍”が現れた。それが冒頭で紹介したラジオ番組。昨年4月より石川県でラジオのレギュラーパーソナリティを務めているが、出身地の福岡なら理解できるものの、いったいなぜ石川で? 芸能記者が答える。

「21年に酒井が石川でディナーショーを行った時に知り合ったイベント関連会社がスポンサーとなっています。ローカルラジオなら、思い入れのあるスポンサーが1社でもつけば、冠番組を持てますからね。現在は金沢の居酒屋や電気設備会社もスポンサーに付いて、のりピー人気の面目躍如といったところです」

 昨年4月、記念すべき初回放送では、かつて石川県で開催したイベントの公演が、予定より1時間オーバーしたことに触れて、

「恥ずかしいですよね、私もやらかし組ですからね。あんなこと、こんなことやってきてますけど、今日も元気に生きてます」

 と、自虐キャラを印象づけていた。

 芸能評論家の平田昇二氏はこう惜しみつつも、

「歌唱力、キャリアを取ってもこのまま北陸に埋もれてしまうのは惜しい。とはいえ、09年の事件ではおよそ6日間にわたって行方をくらまし、出頭したのは逮捕状が出て2日後のこと。この逃亡劇が尾を引いて『何かあれば逃げる』という印象を与えてしまった。先日も、銀座の強盗グループの逃走シーンが何度もワイドショーで流れましたが、こうした事件の影響もあって、『逃亡犯』のイメージがなかなか払拭できないのでは‥‥」

 件のラジオ番組はYouTubeでも配信されているが、チャンネル登録者数はわずか600人台。マンモス・のりピーの苦境はしばらく続きそうだ。

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