芸能
Posted on 2023年05月29日 09:59

広瀬すずを国民的女優に大化けさせた限界突破の「超ハード&過激シーン」

2023年05月29日 09:59

 山口百恵や薬師丸ひろ子を持ち出すまでもなく、ある時代を牽引した女優たちはいずれも、作品に登場しただけで輝きを放つ十代の時期があった。近年では「海街diary」(15年)や「ちはやふる」二部作(16・18年)で颯爽とスクリーンに登場した広瀬すずが、そのいい例だろう。

 広瀬は年を追うごとに輝きを増し、今や国民的女優となった。なにより素晴らしいのは、演じる間口が広く、作品を重ねるごとに演技力が高まっていること。見た目の可愛らしさからは想像できないような、強さを感じるのだ。

 その力強さをもたらすきっかけとなったのは、言うまでもなく李相日監督作品「怒り」(16年)での、小宮山泉役。泉は作中、米兵2人に乱暴されてしまうのだが、その強烈な体験を引きずることなく誰の助けも求めずに、自らの足で立ち上がっていく。その姿に圧倒されたものだ。

 広瀬自身、当時の限界を突破したハードな役を演じたことで、芝居や役に対する考えが変わったという。以降、受け取った役のエモーション(心が揺れ動くような強い感情)を基盤にして表現するようにしているそうだ。

 そんな彼女の主演最新作「水は海に向かって流れる」(前田哲監督)が、6月9日より全国ロードショーとなるる。田島列島の同名人気漫画の映画化で、恋することを放棄して淡々と生きている女性が、10歳下の男子高校生と出会ったことで新たなる人生を歩もうとするストーリーだ。

 5人の男女が共同生活を送る、シェアハウスが舞台。広瀬は紅一点で、常に不機嫌なOLを演じるが、鮮やかなブルーのワンピースを着た彼女が海に入るシーンは、青い空と海と相まって、改めてその美しさを思い知らされるのだ。

 まだ24歳の広瀬が今後、どんな大女優に変貌を遂げるのか、実に楽しみである。

(若月祐二/映画ライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月12日 18:00

    先般、日村勇紀(バナナマン)が「体調不良」を理由に当面の休養を発表したが、実はその直前から体調への不安が見て取れた。それは4月26日放送の「バナナマンのせっかくグルメ!!」(TBS系)でのこと。ロケで訪れた貸別荘内のサウナで汗をかいた日村は...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月14日 11:30

    坂倉将吾をトレードに出して、先発候補と若い大砲を獲得する。そんな話を数年前にすれば、暴論と一蹴されただろう。だが、DeNAが正捕手の山本祐大をソフトバンクへトレードに出した今、広島ファンの間でその禁断のシミュレーションが現実味を帯びて語られ...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク