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記事全文を読む→サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「トーホウアマポーラの一発ある!」
秋GI開幕! 今週は12年ぶりに新潟競馬場で「スプリンターズS」が行われる。春のスプリント王に輝いたコパノリチャード他実績馬が顔をそろえたが、休み明けなどの理由から混戦模様。ひと波乱あっておかしくない。
スタンド改築に伴う中山開催の代替として行われてきた新潟競馬は、今週で幕。その掉尾を飾るのは、GIスプリンターズSだ。
一昨年、昨年と連覇したロードカナロアのような“絶対視”できるような馬はいない。このレースに先駆けて発表された短距離部門のレーティング(能力指数)では、1位からグランプリボス(119)、ハナズゴール(114=牝馬はこれに4ポイント加算されて評価する)、コパノリチャード(117)、ハクサンムーン(115)、ストレイトガール(111)という順位だった。
ほぼ順当と見られるが、しかしグランプリボス、ハナズゴール、コパノリチャードの上位3頭は、いずれも休み明け。特に最有力と見られていいコパノリチャードは、京王杯SC7着のあと、体調を崩して(筋肉痛)休養に入っていた。高松宮記念を圧勝したあの爆発力を期待するのは、かわいそうというものだ。
続くはグランプリボスだが、骨折明けだったこの春の安田記念で「世界最強」ジャスタウェイとハナ差の2着と大接戦を演じた実力派。早くからここ目標にしっかり乗り込んで仕上がっているとあっては勝ち負けになっていいが、しかし、この馬は体質的にマイラーであってスプリンターではない。昨年のスプリンターズS(コンマ3秒差の7着)のように戸惑いを見せても不思議はない。豪州遠征以来5カ月半ぶりになるハナズゴールも同様だ。
なら顔ぶれ多彩で各馬の力にそう開きのない今回は、一筋縄で収まらないのではなかろうか。
人気は、どうだろう。前述3頭に加え、セイコーライコウ(アイビスSD)、ローブティサージュ(キーンランドC)に、快速ハクサンムーンといったところが分け合うと思われるが、しかし他のメンバーも力差はなく、ここは混戦。馬券的にかなりおもしろいGI戦と言ってよいだろう。
穴党の出番である。その前に展開を読んでみよう。ハクサンムーンかコパノリチャードがハナを奪うと思われるが、これに絡んでいきそうな馬は見当たらない。ということで、この2頭の俗に言う“行った、行った”になると見る向きも多い。
しかし、ハクサンムーンには重め残りだった休み明けのセントウルSで2着したその反動、つまり“2走ボケ”の不安が懸念されるし、コパノリチャードに春の勢いがないのであれば、共倒れのケースだって考えていいのではないか。
やはりひと波乱あり──そうにらんでイチオシしたいのは、トーホウアマポーラだ。
前走のセントウルSは3番人気で8着。これで評価が下がったのであれば、穴党としては好都合だ。しかしこの時はCBC賞を勝ったあとで2カ月ぶりの実戦。良化途上で、敗れることは陣営にとって織り込み済みだった。
敗れたといっても勝ち馬とはコンマ5秒差。立ち直って大きく良化しているとあっては、巻き返しは大いに期待できるというものだ。実際、1週前の追い切りは軽快でリズミカル。
「CBC賞を勝った時の状態に戻った。いや、それ以上かも」
高橋亮調教師が、こう言って仕上がりのよさを強調するように、変わり身が見込めるのなら狙いは立つというものだ。
道悪に不安なく、荒れて傷んだ今の新潟の芝コースは持ってこいだが、持ち時計があり、速いタイムでの決着を見ても対応力十分。好位で立ち回れ、しまいも切れる自在脚質も魅力。近親、一族にファピアノ(米3歳王者=名種牡馬)など活躍馬が多数いる良血で、スプリント界の王座に就くにふさわしい馬でもある。“一発”があっていい。
◆アサヒ芸能9/30発売(10/9号)より
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