社会

理解不能な閲覧制限でポスト「ツイッター」に挙がる「Threads」ってどうなの?

 カリスマ経営者のイーロン・マスク氏が昨年に買収してからというもの、迷走が続くツイッター。買収後には広告主のツイッター離れが進み、5週間の広告収入が前年同期比で59%減った時期もあった。

 他にも迷走ぶりを挙げればキリがなく、ツイッターが企業やタレント本人であることを認証した証である青いバッジは、お金を払えば誰でも手に入れられるように変更。すでにバッジを手に入れていたユーザーから不満の声が噴出した。

 7月1日未明からはツイッターに繋がりにくくなり、翌日には「閲覧は1日あたり1000件」などいう制限が導入。ヘビーユーザーの中には閲覧数を越えてタイムラインが見られなくなる人も続出し、「俺のツイッターを返してくれ」「ツイッターは終わり。みんなバイバイ」との投稿が散見される。

 そんな事態を受け、本気で乗り換えを考えているユーザーもいる。新たなサービス先として注目を集めているのが、フェイスブックやインスタグラムを運営している「メタ・プラットフォームズ」が新たに立ち上げた「Threads」だ。

 IT系ウェブメディアのライターが解説する。

「ツイッターによく似たテキストベースの会話アプリで、インスタグラムのアカウントをそのまま引き継げるという。ツイッターの乗り換え先の最有力候補という指摘もあります」

 IT系の企業にとってSNSは「カネの成る木」で、これまでにグーグルをはじめ多くの企業がサービスをスタートさせては失敗してきた。そのためThreadsもどれだけのユーザーを集められるか未知数だが、ツイッターに取って代わる可能性はあるのか。

「すぐに代わることはないと思います。まず『アーリーアダプター』と呼ばれる新しいものに興味を持って試す層が食いつき、盛り上がれば少しずつ移行するユーザーが増えるでしょう。ただ、そうなるのはまだ先で、ツイッター内のつながりからなかなか離れられない人がほとんどでしょう。『ミクシィ』などはオワコンと呼ばれて久しいですが、ミクシィだけの知り合いとつながっているために今もやり続けている人がいるほどですからね。ただ、インスタのアカウントが使えるので、企業は即、飛びつくかもしれません」(前出・ウェブライター)

 どちらが生き残ってもいいように、双方使っておくのが賢い選択かもしれない。

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored
    318390

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
6メートル超の巨大トカゲUMA「ゴウロウ」を地元住民が一斉射撃で仕留めたら…
2
日米2大予言がピタリ一致「7月に巨大津波が」/“初夢”大予測ワイド「これがニッポンの2025」〈天変地異〉
3
ロサンゼルス山火事と大谷翔平に意外な影響を及ぼした「フジテレビ豪邸撮影騒動」
4
青山学院大学・原晋監督が頭を抱える箱根駅伝「山上り下り選手」の育成問題
5
NHK「おむすび」に登場する藤原紀香「西宮出身なのにエセ度がハンパない」関西弁のゲンナリ感