芸能

「最後のシークレットキャスト」二宮和也の青白い顔が台無しにした堺雅人「VIVANT」の壮大モンゴル撮影

 放映まで内容がトップシークレットだったTBS日曜劇場「VIVANT」。7月16日の初回は撮影予算にいくらかかったのかが気になる、壮大なスケール感だった。なにしろ同局の人気ドラマ「半沢直樹シリーズ」と「新参者シリーズ」のような、日常から抜け出し、往年の石原プロの代表作「西部警察」と浅野忠信主演の映画「モンゴル」を混ぜたようなカーアクションと遊牧民の爆走シーンが一度に楽しめたのだ。

 主演の堺雅人がトラブルに巻き込まれるのは想定内として、古代ローマ人ではなくアラブ人に間違えられた謎の男、阿部寛は汚物を顔に塗りたくり、目をギラギラさせる鬼気迫る演技。「週刊女性」に海外ロケでの食事に苦労したと報じられたビーガンの二階堂ふみは、彼女主演のヒット作「翔んで埼玉」のセリフにちなんで「そこらへんの草でも食べてろ」とネットユーザーからツッコミが入っていた。ところがドラマが始まると「草食ってろなんて書いてゴメンナサイ」したほどのアクションと見事な乗馬シーンを見せたのだ。

 その中でただひとり、ガッカリしたのが、最後に登場した43人目の「シークレットキャスト」二宮和也だった。芸能記者が言う。

「6月下旬、番組公式サイト上に43人分のシルエットが登場しました。放映当日までに発表された豪華キャストは42人で、最後のひとりはいったい誰なのかと、ワクワク感は増幅した。ドラマ終盤、役所広司が異国の地の言葉を話し、日焼けした顔で馬上からモンゴルの大平原を見渡す『偉大な遊牧民の父』になりきっているのに対し、役所よりも格下の二宮はおよそ遊牧民に見えない青白い顔に、ヒョロっとした姿で登場。それまでドラマに見入っていた視聴者は、思わずズッコケたのです」

 日曜夜といえば、大河ドラマのジャニーズタレント勢に視聴者はいいかげん、フラストレーションを溜めこんでいる。松本潤の徳川家康と岡田准一の織田信長が、まともな合戦シーン、乗馬シーンを演じていないからだ。ドラマ評論家も渋い顔で、

「この『日曜劇場』でも、二宮は真っ白なドーラン顔で馬に乗ったまま、直立不動ですからね。ジャニーズタレントが『大河』も『日曜劇場』も、台無しにしています。亡くなった三浦春馬や加藤清史郎は、子役時代から乗馬の練習をしていました。子役とはいえ、それが俳優です。松本、岡田、二宮が堺や阿部並みの乗馬をできれば、性加害の批判をかわすことが、少しはできたでしょう。ところが性加害報道後も彼らはドラマの世界観や芸を磨くことより、ジャニー喜多川氏が好きそうな美少年のイメージを貫いている。今後、彼らがドラマに起用される機会は、減っていくのではないですか」

 主要キャスト3人はもちろんのこと、モンゴル人の俳優や声優・林原めぐみまで「VIVANT」の世界を作り上げていただけに、二宮の青白い顔がどうにも悔やまれるのだ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
スーパーフォーミュラでまた「事件」を起こした女子大生レーサーJUJUに「許せない」
2
菅野智之に緊急事態「オリオールズ⇒ドジャースorカブス」水面下のトレード駆け引き
3
楽天・浅村栄斗「連続試合出場記録」強制ストップと「違法カジノ疑惑」の不穏な関係
4
江戸時代の「家政婦は見た!」将軍のシモの処理をする「大奥の女中」のスパイ活動
5
「コメ暴言大臣の後釜に小泉進次郎」で自民党中堅議員が恐れる「コメがなければ寿司を…」