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阪神オフに「外国人全員すげ替え」でもまた繰り返す「長期戦略なし」の場当たり補強

 今年のプロ野球前半戦最大の話題は15年ぶりに現場復帰した、岡田彰布監督率いる阪神の快走だろう。だがオールスターを挟み7月27日までの9試合で4勝5敗と負け越し、10連勝と勝ちまくる広島が代わって首位に浮上した。阪神は矢野燿大前監督時代に、最大8人もの外国人選手を抱えてV逸した過去を持つ。

「谷本修球団副社長肝いりの編成方針で、矢野前監督も参戦して実現しましたが、その分、自軍の選手の1軍出場枠を奪うことになって、結果的には失敗。1年だけでも優勝できればよかったのですが、2021年はわずか1勝差でヤクルトを追い越せず、V逸しています」(球団関係者)

 今年はノイジー、ミエセス、カイル・ケラー、ブライアン・ケラーの4人体制でスタート。ブライアン・ケラーはすでに契約を解除されている。7月末の補強期限までには、日本の独立リーグでプレーする投手を緊急獲得するつもりだが…。

「阪神はチームの調子が悪くなったり、シーズン中の補強となれば、すぐさま外国人選手を獲得するパターンばかり。渉外担当がすでに30年以上在籍するなどアップデートされておらず、球団フロントも長期的な戦略がないまま、場当たり補強を繰り返したからです。今年、優勝できるかはまだまだ分かりませんが、オフになれば残りの3人もろとも刷新される可能性は高い。かといって、代わりにまともな助っ人を連れてくる可能性も低い」(在阪スポーツメディア関係者)

 優勝戦線に残ったチーム状況に浮かれている場合ではないのだ。

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