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記事全文を読む→恐怖!オンナと会って帰宅したら枕が刃物でズタズタに…/40年経っても売れない浅草芸人の「破天荒交遊録」(8)
「女遊びは芸の肥やし」なんて昔ながらのことをしてたら、今は「不倫」だなんだって騒がれて大変だよね。「不倫」はやっちゃいけない。「不倫は文化」なんて言った芸能人もいたけど、とんでもない!
と、ここまでは建て前。ホンネとしたら、まぁ、やっちゃうかな。
オイラの場合、ヨイショで女のコをノセるのが得意なのよ。一緒にカラオケ行くでしょ。「うまい、サイコー!」「もう1曲!」「アムロちゃん以上!」なんてヨイショしながら酒も飲んだりしてると、どんどん気分がエスカレートしちゃう。そのあげくに「ちょっとそこまで」ってホテルに入ったり。
営業の時と同じで、オイラは体質的にサービス精神旺盛なんだな。お陰で実は結婚してからもずっと「不倫相手」が途切れなかった。もちろん女房には気付かれないようにしてたよ。だけど、いつも隠し通せるもんでもない。
とある不倫相手と会って、自宅に帰ってきた晩かな。絶対に気付かれてないと油断して寝ようとしたら、枕が刃物でズタズタに切られてたことがあった。
「バレてたか!」
背筋が凍り付いたね。とっくにわかってたんだ。口でいろいろ言われるより、ずっと怖い。
修羅場となれば、もっとヒドい場面もあった。ちょうど不倫相手とホテルの一室にいたの。そしたらケータイに電話がかかってくるんだな。どこからかの電話か見たら、女房から。とりあえず出てごまかそうかと出てみたら、むこうはどうやら状況を察知してる。
「誰かと一緒なの?」
さりげなく聞いてきたり。そしたら不倫相手が、驚くべきひと言を吐いたんだ。
「私、出る」
冗談じゃないよ。ここで電話に出られたりしたら、家庭崩壊もいいとこだよ。彼女を必死の思いで引き留めて、どうにか最悪の状態にはならないようにした。やっぱりオイラも、大事なのは女房と家庭なのよ。
それからその不倫相手とは気まずくなって、すぐに別れちゃったね。
なべかずお:1957年(昭和32年)、北海道滝川市の生活保護家庭で生まれる。レンガ職人、とび職人など様々な仕事を経て1984年、浅草フランス座でお笑い芸人の修業を開始。その後、羽生愁平と漫才コンビ「ビックボーイズ」を結成し、現在に至る。2006年には「真打」昇進。2008年にラップCD「たまらんぜ」をリリースし、2023年には自伝本「たまらんぜ!芸人人生七転び八転び」(山中企画)を出版。漫才協会には30年以上も在籍しているが、後輩はどんどん理事になり、ついには約10年後輩のナイツ塙宣之が会長になったのに、自身は一度も理事にもなったことがなく、「永遠のヒラ会員」と呼ばれる。
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