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記事全文を読む→「ドーピング」もすぐバレた…不倫相手と長電話する女房/40年経っても売れない浅草芸人の「破天荒交遊録」(6)
「不倫相手」話はまだまだあるよ。年に一回、オイラが主催するお笑いライブを浅草「東洋館」でやるんだけど、そん時なんか受付は女房にやってもらって、客席にはその時に付き合ってた「不倫相手」と、その前に付き合ってた「元不倫相手」が全部揃ってた、なんてこともあった。
本人たちはお互いの顔を知らなくても、出演する芸人はみんな知ってるから、
「なべさん、ホント、大丈夫なんですか」
なんて心配してくれて。オイラは、
「そんなもん、なるようにしかならない」
って開き直ってたね。
ウチの女房は看護師で、よく夜勤になるの。それでオイラも女房が帰る前に戻ってりゃいいと安心して、不倫相手と会って朝帰りしたりしてた。ところがある時、つい娘が「パパ、朝帰りだったね」とバラすもんだから、女房が怒ってオイラのケータイ奪って、着信履歴の相手に電話をかけ始める。そりゃまずいよ。当然、その中に会ってた不倫相手の着信も入ってるんだから。そしたら女房がいきなり、その不倫相手と長話を始めちゃってさ。「あんな男、欲しけりゃどうぞ」みたいなことを言ってる。まいっちゃうよ。看護師で収入の安定してる女房に捨てられたら、オイラが困るんだから。あとで女房には平謝りよ。
とにかくウチの女房は仕事がら、勘がいいの。オイラが不倫相手との営みのためにバイアグラを飲んだわけ。それでホテルで済ませて別れた後もまだ効き目が続いてて、どうにもおさまらない。それでウチに帰って、女房ともやっちゃった。女房、ポツリと言ったもんね。
「ドーピングね。やってきたわね」
自分で言うのもなんだけど、よくまあこんな「クズ」みたいなのと一緒にいてくれるって、そこは感謝してるよ。
なべかずお:1957年(昭和32年)、北海道滝川市の生活保護家庭で生まれる。レンガ職人、とび職人など様々な仕事を経て1984年、浅草フランス座でお笑い芸人の修業を開始。その後、羽生愁平と漫才コンビ「ビックボーイズ」を結成し、現在に至る。2006年には「真打」昇進。2008年にラップCD「たまらんぜ」をリリースし、2023年には自伝本「たまらんぜ!芸人人生七転び八転び」(山中企画)を出版。漫才協会には30年以上も在籍しているが、後輩はどんどん理事になり、ついには約10年後輩のナイツ塙宣之が会長になったのに、自身は一度も理事にもなったことがなく、「永遠のヒラ会員」と呼ばれる。
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