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【巨人にもう暗雲】原辰徳は「窓際の名誉職」に…アンチだらけの阿部慎之助「新監督就任」で若手選手がゲンナリ

 監督通算17年目の巨人・原辰徳監督が、ついに退場となる。3年連続でV逸と2年連続4位でクライマックスシリーズ進出を逃し、3年契約を1年残しての退任が判明した。阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが後釜に納まる方向だ。

 山口寿一オーナーが9月29日のオーナー会議後に、

「(来年の指揮官は)なんとも言えない。来季のことは真剣に考えないといけない」

 と続投への明言を避けたことで、風向きが一変。続投予定から衝撃の人事となったいきさつを、球団関係者が明かす。

「スポンサーサイドの原監督への拒否反応と、世論のバッシングが強く、球団上層部が耐えられなくなったようです。オーナーから10月に入っても続投要請がなく、原監督が自らの置かれた状況を悟り、辞任を申し入れました。本来ならば監督を辞めてもGM等に就任して実権を握るつもりだったようですが、山口オーナーが拒否。契約期間である来年は年俸2億円をもらいながら、窓際の名誉職で過ごすことになりそうです」

 バトンを引き継ぐ阿部ヘッド兼バッテリーコーチは2019年、現役を続行を希望していたものの、原監督との会談で監督手形を渡され、電撃引退に至った経緯がある。2020年に2軍監督に就任し、昨年は1軍作戦兼ディフェンスチーフコーチ、そして今年はヘッド兼バッテリーコーチを担ったのだが、実は問題をまき散らしていた。前出の球団関係者が言うには、

「面倒見がいいと言われる反面、現役時代から派閥を作り、内輪で盛り上がるタイプ。一部の選手は後任報道にゲンナリしていますよ。パワハラ気質で昔ながらの根性論を振りかざしす激烈な指導方法も、マイナスポイントとなっています。若い選手がついてくるか…。本人がいないところでアンチを公言する若手選手は多く、慕われているとはいえません。すでに暗雲が垂れ込めている状況です」

 激震に見舞われた巨人の先行きは、なんとも不透明なのである。

(田中実)

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