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記事全文を読む→林葉直子VS中原誠「失踪・妊娠・ストーカー」将棋界ドロ沼不倫対局の結末/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
このシリーズ記事の通しタイトルのごとく、まさに「壮絶」と「スキャンダル」を掛け合わせたドロ沼の不倫暴露騒動があった。それが1998年に勃発した、元女流棋士でタレントの林葉直子と中原誠永世十段(当時)との間の、妊娠・ストーカー騒動だった。
林葉の告白を掲載した「週刊文春」によれば、2人は1992年から5年間にわたり、禁断の関係にあった。1994年5月、林葉が対局を前に突然の失踪騒ぎを起こしたのも、実は妊娠したと勘違いし、海外で出産するつもりだったからだという。さらに1997年4月頃、林葉に別れを切り出された中原は未練を捨てきれず、嫌がらせ電話をするなど、ストーカー行為に及ぶように。
報道を受けて、将棋連盟には抗議の電話が殺到。4月23日と24日の両日、計4回にわたる記者会見を開くことになった中原は、林葉失踪時の心境について、
「(妊娠したのだろうかという不安は)もちろんありました」
そして林葉から別れ話が持ち上がったことには、その年の11月に「いい感じで別れた」と釈明。しかし、3回目の会見では記者から、留守番電話に残されたテープの現物を聞かされると、
「確かにお酒を飲むと…う~ん、今聞いたばかりなので、自分の声かどうか…」
突然しどろもどろになると、離婚を匂わせて関係を継続したのではないか、との質問には、
「プライバシーにかかわることなので、コメントは差し控えます。昨年11月以降、会っていない。もう終わった関係です」
彼女との関係はすでに切れているのだと、強調したのである。
とはいえ、将棋界において青天の霹靂となったこの大騒動には、ライバル棋士からのリーク説や、改革に反対する中原を落とし入れる理事会陰謀論など、様々な憶測が飛び交った。当時、将棋雑誌の記者は、筆者の取材にこう答えている。
「確かに中原さんは現在の理事会に反旗を翻す、反体制派の筆頭格です。しかしこの件は陰謀などではなく、単に彼女の中原さんに対する復讐ではないでしょうか。ただ、理事会派がこのスキャンダルに、それみたことかとほくそ笑んでいるのは事実のようですが」
とはいえ、中原はスキャンダルに動じることなく、永世王位、名誉王座、永世棋聖など5つの永世称号を手に入れ、2009年3月に現役を退いた。
自宅の庭で待つ報道陣の前に着流し姿で登場し、計4回も記者会見を開いた中原。林葉の自宅留守番電話に残された「今から突入しま~す」というメッセージは、その後もこの騒動を象徴する、「芸能スキャンダル史に残る迷セリフ」となったのである。
(山川敦司)
1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。
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