スポーツ
Posted on 2023年11月04日 09:56

スポーツ日本代表「ホントの実力」を鬼ジャッジ!〈サッカー〉見えてきたW杯「常時ベスト8以上」のキーマンはGK鈴木彩艶

2023年11月04日 09:56

 昨年のカタールW杯ではベスト8の壁に涙を吞んだ日本代表。それでも、大会で撃破したドイツが要望した今年9月の「リベンジマッチ」で見事返り討ちにするなど、世界中で「強すぎる!」と評価が急騰している。次のW杯ではベスト8、いやそれ以上も? 元日本代表GKの小島伸幸氏が語る、森保ジャパンの「強化指定選手」とは。

(現地時間9月9日の)2度目のドイツ戦(日本が4-1で快勝)後、相手のミュラー選手が「日本は世界トップ10に入る」と発言して話題になりました。多少のリップサービスはあるとしても、海外リーグで活躍する選手がその経験を還元するいいサイクルができあがっており、確かに強くなったと思います。

 それでも、アメリカ、カナダ、メキシコが共催する次の26年大会でベスト8以上の成績を残せるか、と言えば、「わからない」というのが私の意見です。理由の1つは単純で、参加国数がこれまでの36から48に増え、決勝トーナメントで2回勝たないとベスト8になれないから。

 サッカーで強豪国と呼ばれる国と、それ以外の国の一番の差は何かといえば、私は「毎回のようにW杯ベスト8に残ること」だと思っています。02年の韓国や14年のコスタリカなど、常連国以外が1チームだけいきなり好成績を残すことはよくありますが、優勝争いをするような強豪国は必ず、ベスト8の残り7カ国に残ります。

 日本も久保建英選手(22)や三笘薫選手(26)、冨安健洋選手(24)らがいる今の陣容で、ベスト8に残ることはできるかもしれない。強豪国の背中は、もう確実に見えている。ただ大事なのは、一度突き抜けた後に、それを維持できるかだと思うんです。

 その意味で次の大会も、その次の大会もベスト8以上の成績を残すためには、日本代表は何を強化するべきなのか。私が期待しているのは、先日のキリンチャレンジカップで、チュニジア戦(2-0で勝利)に先発したシント=トロイデンVV(ベルギー)のGK・鈴木彩艶選手(21)です。

 これは私が現役時代にGKだったから、というのもあるかもしれませんが、現代表の強化ポイントを考えた時に、どうしてもGKに目が行ってしまう。冨安選手にせよ三笘選手にせよ、他のポジションは海外クラブにただ在籍するだけじゃなく、ちゃんと活躍している選手で埋められるのに対し、GKだけがそうではない。海外クラブで「絶対的な守護神」と呼ばれるような選手が育っていません。鈴木選手にはそうなれる可能性があると思っています。

 まず上背は、世界標準を超える192センチ。ガーナ人の父を持つハーフで、運動能力も抜群。まだ21歳という若さも魅力です。

 今夏、鈴木選手には、英プレミア・リーグの名門中の名門、マンチェスター・ユナイテッドFCから獲得オファーが届いていました。ですが本人が「今はとにかく試合に出ることが重要」と固辞し、リーグレベルは下がるものの、若手の登竜門的なベルギーリーグを選択しています。若いのに、こういう地に足の着いた判断ができるのも素晴らしいと思います。

 森保一監督(55)も、鈴木選手を育てていくと決意したように思えます。22年の東アジアサッカー選手権で、当時、浦和レッズで常時試合に出場していなかった鈴木選手を抜擢したくらいですから。

 今はまだ粗削りな部分も多いですが、ポテンシャルでは間違いなくナンバーワン。川口能活(48)や川島永嗣(40)も達成できなかった海外クラブのレギュラーGKになり、日本代表でも不動の守護神として活躍できるよう、順調に成長を続けていってほしいと期待せざるを得ません。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク