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サッカー元日本代表・駒野友一が選ぶ「ベストイレブン」でGKに挙がった意外な名前

 元サッカー選手に「ベストイレブン」を選出してもらうと、その選手のサッカー観や価値基準がわかって面白いもの。YouTubeのサッカー関連チャンネルでは定番の企画だ。元日本代表で2006年ドイツ大会と10年の南アフリカ大会に出場した駒野友一氏も、前園真聖氏のYouTubeチャンネルに出演し、ベストイレブンを発表した。

 そのメンバーは意外な顔ぶれになった。GKは清水エスパルスで活躍した黒河貴矢。GKは川口能活、楢崎正剛、川島永嗣の中から選ばれることがほとんどで、前園氏も驚いた様子だったが、理由を駒野氏は、

「一番は面白い。チームを明るくする存在ですね。後ろでどっしりと構える信頼できるキーパーです」

 と話した。

 センターバックは田中マルクス闘莉王と阿部勇樹。闘莉王の理由は安定感と空中戦の強さ、1対1の強さ。阿部はオールラウンダーでボランチもできる点を高く評価。2人がいることでサイドバックは安心して前に上がれると話した。

 右サイドバックは那須大亮、左は佐藤勇人。どちらも3バックに対応でき、ボールを回収してくれるので助かるのだとか。

 2列目に選んだのは右が森崎浩司で左が松井大輔。

「浩司は左足のキックはJリーグでもトップクラス。ボールをキープできますし、同じサイドでやっている時は上がりやすい。松井は、あのドリブルは誰にも止められない。独特なスピードだったりタイミング。しっかりシュートまで持っていきますし、みんなをワクワクさせてくれるようなプレーをしている」

 ツートップは前田遼一と佐藤寿人で、

「自分がサイドをやっていた時にこの2人が一番クロスに合わせてくれた」

 と理由を語った。

 動画の最後には、前園氏のチャンネルでベストイレブンを発表した元選手の中に、駒野氏を選んだ人がいると明かされた。それは大久保嘉人氏。しかし駒野氏は大久保氏を選ばなかった。駒野氏によると、今回はアテネ五輪世代を中心に、自身がサイドとして出場した時に一緒にプレーしたい人を選んだという。大久保氏はアテネ五輪世代ではあるが、Jリーグで同じクラブに所属したことがないため漏れたようだ。

 GKの黒河をはじめ、ベストイレブンに選ばれることが少ない選手が顔を揃えた駒野の11人。この日本代表を見てみたい気もする。

(鈴木誠)

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