政治

岸田総理「マイナス支持率」83%で退陣勧告!(3)完全に浸透した「増税メガネ」

 続けて見てみよう。7位に「サラリーマン増税」が選ばれているのも「増税メガネ」の面目躍如たるものだが、8位「次元の異なる少子化対策」、9位「4万円減税」、10位「マイナ保険証(紙の保険証廃止)」などは、景気のいい言葉のわりに、空証文を握らされたことへの〝恨み節〟が渦巻いていることを示している。

 そして、ここでも回答の中には、嫌いな点で「増税メガネ」という回答がいくつもあり、この悪名がいかに浸透して負のシンボル化しているかがわかる。その他の意見もあえて無責任に並べると、「顔」(53歳・大阪)、「頭悪すぎ」(57歳・東京)、「腹黒い」(58歳・東京)などの容姿や性格といった、本人が予期せぬ範囲までケチをつける罵倒が多く見られた。

 また17位「LGBT法案関連法の成立」、18位「ウクライナ電撃訪問」、20位「広島G7サミット」といった、恐らくは岸田政権が成果として挙げた項目までが、「嫌い」の要因となっているあたりに悲哀を覚える。あまりに政権維持ばかりに翼々としてリーダーシップが感じられなかったことが見透かされているのだ。

 その中でも、多少毛色が異なりながらも上位に入ったのが、5位「長男重用、2世議員閣僚の世襲政治」だ。アンケートの意見でも「腐敗内閣、人材不足」(65歳・千葉)の温床というものがあった。

 だが、ここにこそ最大の問題があると見るのが、評論家の佐高信氏だ。

「岸田という人は、言ってみれば爺さん坊やだね。いい年なのに、世襲でぬくぬくと育ったから成熟していない爺さん坊や。そして多くの国民が賃上げやインフレ、ガソリン高に対する政策で不満を漏らすのも、3世議員の岸田をはじめ、自民党の4割が世襲議員で、そんな庶民の苦しみなんてわからないからだよ」

 まさに手厳しい意見だが、さらにこう続ける。

「しかも、自分で宏池会を誇りとしながら、やってることは護憲・軽武装の本来の宏池会とは逆のことばかり。だから自分もないんだね。宏池会も手段でしかない。だから政治家はもとより、ましてや総理大臣になんてなっちゃいけない人なんだ。じゃあ嫌われているからといって、そんな悪人かと言えばそうでもない。私に言わせればカッコ付きのいい人で、しかもその上に『どーでも』が付く。つまり『どーでもいい人』だね」

 新たに「どーでもいいメガネ」のあだ名がつけられる日も近そうだ。

カテゴリー: 政治   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
5
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策