社会

米のロシア制裁で大暴落するタラバガニ「1キロ4000円」は年末年始が最後!?

 冬の大人気商品で高級品でもあるズワイガニやタラバガニの価格が大幅に下落している。昨年に比べ2~4割ほど安く販売しているスーパーや鮮魚店もあり、この年末年始はカニを存分に楽しめるチャンスかもしれない。

「今カニが安いといっても、カニが豊漁というわけではありません。むしろ兵庫県北部で水揚げされたズワイガニのオス、いわゆる『松葉ガニ』の漁獲量はコロナ禍の時期から比べるとほぼ半減しており、平均競り値はおよそ5000円から1万円超にまで高騰している。こちらはむしろ、庶民には手を出せない状況なんです」(市場関係者)

 実はスーパーや鮮魚店で安く売られているカニは国産ではなく、ロシア産。米国がウクライナ侵攻を続けるロシアへの経済制裁として水産物の輸入を禁止しているため、行き場を失ったズワイガニやタラバガニが日本に格安価格で流れ込んでいるという。在庫がダブついているところも少なくないといい、昨シーズンの1キロ7000円~8000円から、4000円~5000円にまで落として販売する店もあるのだとか。

「ここしばらくは新型コロナやウクライナ侵攻、世界的な寿司ブームの影響もあって海産物の価格は軒並み高騰していました。その影響で小売では魚が売れない苦しい時期が続いていたため、この年末こそはカニの価格を大幅に引き下げて鮮魚コーナーに客を呼びたいという思いもあるようです。今後はロシア産のカニの価格がどう推移するか不透明なところも多く、今回のような激安価格で並ぶのはこの今回が最後になる可能性も十分にあります」(経済ジャーナリスト)

 この年末はちょっと贅沢に高級カニを存分に楽しんでみてはいかがだろうか?

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