スポーツ

阪神・佐藤輝明は「ヌートバータイプ」米トレーニング施設で指摘された「打球が上がらない」クセ

 阪神・佐藤輝明内野手が昨年12月、米国・シアトルにある最先端のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪れた様子を、1月15日放送の「newsおかえり」(ABCテレビ)が密着していた。

 昨年、球団史上初となる新人から3年連続20本塁打を記録した佐藤輝。しかし本人は「そろそろね、しっかりした結果をもっと残したい。本当の若手じゃなくなってくると思うので」といい、好不調の波を少なくし、信頼してもらえる選手になるべく、優勝旅行を1日早く切り上げて「ドライブライン」を訪れた。

 動作解析、データ解析などで個々の課題を明確にし、様々なトレーニングを実施する施設で、大谷翔平や有名メジャー選手が飛躍のきっかけを掴んだ場所という。

 調子が悪くなったときに改善方法の選択肢がないか、ということを課題とし、まずスイングスピードに関するトレーニングに取り組む中、指導に当たったコーチが指摘したのは「佐藤さんの癖は(右足が)着地するときに前に流れすぎて窮屈になった状態で(体が)開いている」だった。

 さらにスイングを分析し数値化すると、ボールを捉える位置が理想のポイントより「キャッチャー寄り」であることが判明。そのため良い角度で打球が上がらないとわかり、この課題を修正するため長いバットを用いてボールを前で捉える感覚を養っていった。

 コーチは、佐藤輝について「(タイプ的に)ヌートバーが一番近いんじゃないかな。バットスピードもあるしコンタクトポイントが深い癖も似ている。すごく努力家というのはわかったし、ポテンシャルがかなり高い選手だと思う」とコメント。

 佐藤輝は「(何かを)変えるというよりは、感覚とデータを一致させる。波を少なくするというのが自分の課題なので。それをすり合わせできたら」と、現地での5日間を振り返っていた。

 昨年の春季キャンプでは、岡田彰布監督も佐藤輝に対し「ポイントを前に」とアドバイスしていたはずだが、それがデータとしても実証された格好。4年目の佐藤輝の進化に期待したい。

(鈴木十朗)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身