スポーツ

プロ野球「大激動シーズン」幕開け(1)ロッテ・佐々木朗希「メジャー移籍」を加速させた「ドジャース囲い込み」

 目前に迫った春季キャンプに向け、選手たちは自己鍛錬に全集中かと思いきや球団内外には暴発寸前の「不発弾」が山積みされていて‥‥。まだまだストーブリーグは終わらない。球界を騒がせるトラブルの裏真相を全てお届けしよう。

 大波乱のストーブリーグ渦中にいるのが、ロッテの佐々木朗希(22)である。契約更改が八方塞がりのまま越年。スポーツ紙デスクが解説する。

「強硬にメジャー移籍を直訴して球団を困惑させている。12月10日に『スポーツニッポン』が今オフのポスティング移籍を要望していることを報じて明るみに出ました。同時期に大谷翔平(29)のドジャース入りが決定したため、佐々木の話題はなかば誤報のように後追い媒体もなく立ち消えとなりましたが、その裏でロッテの広報がスポニチに激怒していたんです。他媒体にも『絶対に書くな!』と強く口止めしたという経緯があります」

 結局、ポスティングシステムの申請期限までに球団の許可は得られなかった。22年4月のオリックス戦で完全試合を達成し、昨年のWBC世界一奪回にも貢献した、佐々木の実力は折り紙付きだ。一方で、実働3年間で規定投球回数をクリアしたシーズンはゼロ。そんな「未完の大器」が、メジャー挑戦の意欲を抑え切れなくなったのである。その背後には夢を後押しする〝チーム佐々木〟の存在が見え隠れする。パ・リーグ関係者が耳打ちするには、

「佐々木はドジャースに移籍した山本由伸(25)に心酔しており、将来のメジャー入りを見越して、山本と同じエージェント会社と契約している。そこと業務提携を結ぶ、日本のマネジメント窓口を担当する大手広告代理店が中心となっています。さらにドジャースに勤務経験のあるスポーツコンサルタントA氏や動画配信会社役員B氏も一派に加わり〝メジャー直訴〟を佐々木にたきつけているようだ。メディアに漏らしたのもこの一派だともっぱらです」

 すでにメジャー球団の囲い込みまで始まっている。

「今オフに山本がメジャー各球団と交渉するのと並行して、佐々木とドジャース関係者の顔合わせをセッティング。その結果として、佐々木の前倒し移籍直訴となってしまった。メジャーリーガーの方が大型の広告案件を得られるチャンスが増えるため、広告代理店サイドが躍起になるのも当然というわけです。しかし、FAやポスティングを容認されていない選手への接触はタンパリングどころの騒ぎではない。他球団の極東スカウトたちは『またドジャースか!』と怒り心頭です」(パ関係者)

 今すぐにでもメジャーに行きたい佐々木サイドと行かせたくない球団サイド。この綱引きは落としどころを見出せずにいる。

「ロッテとしては26年オフまでは慰留したい。『25歳ルール』の影響でマイナー契約しか結べなければ、ポスティングで得られる譲渡金も雀の涙になりますからね。一方で、佐々木サイドにも入団時にメジャー行きを約束したサイドレターがあると言われている。『佐々木とメジャー行きの密約がセット』という情報がドラフト前に出回り、巨人やソフトバンクが指名を回避したほど。ロッテは佐々木の情に訴える以外に手段が残されていないようです」(パ関係者)

 いずれにせよ、メジャー挑戦の可否は来オフ以降に持ち越し。果たして、球団とファンを納得させる「令和の怪物」たる成績を残すことができるだろうか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    塩試合を打ち砕いた!大谷の〝打った瞬間〟スーパー3ランにMLBオールスターが感謝

    日本時間の7月17日、MLBオールスター「ア・リーグ×ナ・リーグ」(グローブライフフィールド)は淡々と試合が進んでいた。NHK総合での生中継、その解説者で元MLBプレーヤーの長谷川滋利氏が「みんな早打ちですね」と、少しガッカリしているかのよ…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , , |

    新井貴浩監督が絶賛!劇画のような広島カープ野球の応援歌は「走れリュウタロー」

    プロ野球12球団にはそれぞれ、ファンに親しまれるチームカラーがある。今季の広島カープのチームカラーを象徴するシーンが7月初旬、立て続けに2つあった。まずは7月4日の阪神戦だ。3-3で迎えた8回裏、カープの攻撃。この試合前までカープは3連敗で…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
岡田監督よく言った!合計43得点のオールスター戦が「史上最もつまらなかった」とファンが怒った当然の理由
2
巨人・阿部慎之助監督のエンドラン外し「捕手の勘だった」発言に江川卓が「それはない」異論のワケ
3
認知症の蛭子能収「太川陽介とバス旅」は忘れてもボートレース場で「選手解説」ギャンブラー魂
4
レジェンドOBなのになぜ!ド低迷の川崎フロンターレ「中村憲剛」新監督案をサポーターが拒絶
5
【衝撃事実】見たのは誰だ!トランプ銃撃犯は「11分間ドローンでライブ配信」していた