芸能

「不適切にもほどがある!」宮藤官九郎ドラマが若者を惹きつける「昭和臭」の魅力

 俳優の阿部サダヲが主演する連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)第1話が1月26日に放送され、平均世帯視聴率は7.6%だった。

 同ドラマは宮藤官九郎氏が脚本を担当。「地獄のオガワ」と呼ばれる体育教師の小川市郎(阿部)が1986年から2024年にタイムスリップし、「不適切」な言動や態度で、コンプライアンスでガチガチに縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていくヒューマンコメディー。第1話ではバスの中でタバコを吸う小川の姿や、野球部の部活でエラーした生徒を連帯責任で「ケツバット」するシーンに、昭和世代から「あるある!」と笑いが巻き起こった。

 一方、若年層にはかなり奇異に映ったようで、SNS上では「昭和ヤバすぎ」の声が相次いだ。テレビ誌ライターが語る。

「ドラマでは、今では非常識、昭和時代に常識だった出来事がこれでもかとばかりに連発され、昭和世代は懐かしさを感じたようです。一方、コンプライアンス度外視のハラスメントに、若者世代は困惑する声も上がっていますね。ただ、視聴率は二桁こそ達成できませんでしたが、7.6%はなかなかの数字。初回放送後、口コミで話題が広がっており、第2話以降は後伸びする可能性もあるでしょう」

 最近の若者は礼儀正しくコンプライアンス意識も高いが、まさか昭和時代にはこんな無茶苦茶なことがまかり通っていたとは夢にも思わなかったのではないか。若年層が怖い物見たさで食いつけば、思わぬ高視聴率もあるかもしれない。

(ケン高田)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身